新井田さんのチラシの裏

オッサンが最近の複雑なガジェット関連を設定した時の覚え書きブログ。所謂日記。

カテゴリ: PC関連

ogp_windows10s_150701-thumb-600xauto-27081

Windows10の最初の頃は割と歓迎していました。

設定とコントロールパネルが混在しているとか、LFSのバージョン違いのせいで、Windows10に差したUSBストレージを引っこ抜いてWindows7でマウントすると死ぬとか(exFATでフォーマットしよう)アホでクソな仕様でも、全般的には使い易くなってわりと歓迎はしていたんです。

ですが、ネットで見ても、ロクでもないバグや意味不明の不具合のオンパレードで、これがメジャーアップデートごとに起きるものだから、温厚なおっさんでもさすがにフラストレーションが溜まってきています。
クソどうしようもないトラブルのうち、おっさんがキレそうになったトラブル二つの対処方を備忘録として残します。


Windows Updateがある度に起動しなくなる
ネットで検索しても、ほんとWindows Updateがらみのトラブルは星の数ほどありますね。
原因も対処も様々で、症状もそれぞれ微妙に異なっています。

おっさんの所でも2度ほど、Windows Update後の再起動で起動しなくなるトラブルに逢いました。
その中でも酷かった方の症例と回復方法を備忘として記録しておきます。

1803累積更新プログラムを適応後に起動しなくなる
意味わかりませんね。パッチ適応して使用不能になるとか。
原因からいうと、KB4103721が妨げとなっており、
  1. パッチ適応→起動→
  2. 起動出来きません(は?)→再起動→
  3. 起動出来きません(……)→再起動→
  4. 自動修復します→無理でした再起動してください→
  5. 以前のバージョンに戻します(え?)→再起動
  6. パッチ適応します(なんで?)→再起動
  7. やっぱり起動出来ません(……)→再起動
  8. 3.に戻り以下無限ループ(ガチギレ)
というガチギレしそうなトラブルでした。この原因と症例は割とネットのあちこちで見られたので、対応はスムーズにできましたが、こんなん、システムに詳しくない人が遭遇したらアウトですよ。
さらにこの自動修復とか、実際に役に立った試しがありませんね。

KB4103721は当てないとならない
ここで注意が必要なのは、Microsofは意味のないUpdateはもちろんしていません。件のKB4103721はセキュリティパッチなので当てなければ安全にシステムを運用できません
ネットに繋がない録画専用機とかならいいんでしょうけど、普通に使う分にはどんなに腹立つパッチでも、当てないとリスクが増す事を念頭に置きましょう。

結論として、サード製のサービスを全部止めてアプデする
検索すると、やはりマイクロソフトコミュニティが真っ先に出て来ます。
読んでみると、本当に理不尽なトラブルに見舞われている方々が沢山いて、藁にもすがる思いで書き込みをしているのを星の数ほどみかけます。
それに対する、Microsoftエージェントやモデレータは、Y○hoo知恵○とみまごうばかりの、テンプレ回答をするばかりで、見ているだけでフラストレーションがたまります。
何かと言えば、過去の似たような質問例のリンクべた貼り(しかも症例と違う)、「sfc /scannow」とばかり答えているの見て閉口しますね。
と、Microsoftへの小言はこれくらいにして、参考になる対処方から自分流に変更したものが以下です。

前述の起動無限ループプロセスの番号でいうと、パッチを当てる前に戻る5番の直後からの対処になります。
  1. 再起動時にF8キーを連打して起動オプションを表示
  2. セーフモードを選択して起動
  3. 検索窓かコマンドプロンプトから「msconfig」をタイプし「システム構成」を呼び出す
  4. “サービス” タブを開き、Microsoftのサービスを全て隠すにチェック名称未設定 1
  5. “すべてを無効” をチェックし、“適応”、“OK” して閉じる名称未設定 2
  6. 再起動して、パッチアッププロセスを走らせて終了
これで無事パッチを当てる事ができました。
この後は、再度 “設定”→“更新とセキュリティ”→“更新プログラムのチェック” で追加パッチがあれば当てるようにしましょう。

全て終わったら、また検索窓かコマンドプロンプトから “msconfig” をタイプし「システム構成」からサービスタブに戻って、先ほどとは逆に、“Microsoftのサービスを全て隠す” 、“すべて有効”、適応OK、再起動しなおして元通りにします。

原因は、特定のサード製のサービスを使用しているとこの症例になるそうで、めっちゃ時間経ってから具体的アナウンスがありましたが、時既に遅しでトラブルは世界中で起こったそうです。
Windows7でのパッチアップが失敗する場合でも有効らしいので、この方法は今後の定番となりそうです。


起動時に背景画像だけ表示されて、ログインできなくなる
これも理不尽かつ意味不明で、対処方がイマイチわからない謎トラブルです。
11a09cf6-d5a4-43a0-a5da-dd3617b6f254

こんな感じで、ログイン画面が表示されません。
右下の3アイコンは全て機能しません。
自分の所では、再起動やシャットダウンを選んでも動作しませんでした。
Ctrl + Alt + Delでログイン画面が出る場合もあるらしいですが、当方の場合はダメでした。

調べてみても、ハッキリとした原因は本当に不明らしい
症例も微妙に違うものもありますが、共通しているのはこの画面からは何しても動かないということです。当方で再現したときは、特に何の前触れもなく起きました。書体をいくつか入れ直したぐらいしか心当たりはありませんでした。
この現象が出ている方々も、皆さん思い当たる原因がわからないとのこと。
なんなんでしょうね。理不尽な怒りしかわきません。

効果がありそうな対処方は4つ
この問題も、マイクロソフトコミュニティに多数寄せられています。
エージェントやモデレータは、「Windowsを初期状態に戻して下さい」というクソの役にも立たない極論を押しつけて解決させているようですね。
そりゃまぁまっさらにすれば、どんな問題も解決ですね!(半ギレ)

ユーザーの方が試行錯誤で導き出したのは4つ(+後述の最後の手段)
  1. 高速スタートアップを無効にする
  2. コマンドプロンプトから “dism /online /cleanup-image /restorehealth” を実行する
  3. “その場にいないときにWindowsでデバイスを自動的にロックすることを許可する”
  4. システムの復元で以前の復元ポイント状態に戻す
1.高速スタートアップを無効にする
これで治った人もいるみたいですが、まぁ大概の人は無効にしてるのではないでしょうか

2.コマンドプロンプトから “dism /online /cleanup-image /restorehealth” を実行する
え?これってSTOREの設定リセットするだけだよね?効きそうにないんですが。個人的にはやるだけ無駄だと思ってます。これはSTOREがおかしくなった時にやるコマンドです。

3.“その場にいないときにWindowsでデバイスを自動的にロックすることを許可する”
これは、設定→アカウント→サインインオプション→ダイナミックロック→“その場にいないときにWindowsでデバイスを自動的にロックすることを許可する” のチェックを外す
で治る場合があるとか。当方の場合はこれで治ったような(うろ覚え)。

4.システムの復元で以前の復元ポイント状態に戻す
確実でした。ただこれ、復元ポイントの作成を無効にしてると意味がありません。これは個人的に切ってはいけない機能だと思っています。確実に治る手段の一つでしょう。(巻き戻すだけですが)

どれでもダメなら、初期化しかない
以上のどれかを試してダメなら、モデレータの言う
  1. 起動中F8連打で起動オプション
  2. トラブルシューティング選択
  3. “個人用ファイルを保持する”をチェックして、“このPCを初期状態に戻す”
しかないでしょう。この後のリカバリが大変なので、本当はオススメしたくない方法ではありますが、背に腹は代えられない状況であれば、決断することも必要かもしれません。

ていうか、なんでこの状況を放ってるのか?
この問題は、多岐に渡って症例も報告も数多くあるのに、今のいままで放っておかれています。

古くは起動プロセスに偽装したマルウェアやウィルスが原因の場合から、本当に不明なものまで原因が多岐に渡るせいで対応が困難なのでしょうが、原因がわかってるものから修正すべき重大な問題です。

ユーザーが問題提起して動かすしかない程、今のMicrosoftはユーザーの事を見ていない証左だとも言えます。



対処方のどれが有効かわかりませんが、困っている方の一助になれば。
また、自分の環境で再発したときの指針としても残しておきます。



名称未設定 1

縦書き可能な編集ソフトの変遷
新井田は生粋の文系のおっさんです。
日頃、ゲームをする間を惜しんで、大量の文章を書き連ねる実務とも趣味とも言える活動を、ヌカに釘を刺すかのごとく日々行っています。

最終的に人様の目に入る時は縦書きになるので、入力時も縦書きの方がなんとなく筆が乗るタイプなので、編集ソフトもできるだけ縦書きがあるものにこだわっています。
まぁ横書きでも全然平気なのですが(実際、設定やプロットや下書きはEvernoteをヘビーに使っています)、縦書きを利用するのは、集中力を切れさせないという目的の方が重視されています。
なんとなく縦書きでガチャガチャやってるほうが、集中力が途切れにくいんですよね。

縦書きできるものは、どんなものがあるか?
縦書きが可能なエディタや編集系ソフトは、今でこそWindowsだと結構多く見られます。
最近のも含め、主要なものですと
などを使ってみたことがあります。最近だとMeryが割と使い易かったです。

macosだと、極端に環境が少なくなるんですよね。
  • テキストエディット(macos標準)
  • mi(mi)
  • iText(ライトウェイ情報)
この辺は試してみました。シェアウェアとかも一瞬触った事があるのはいくつかあるのですが、考慮に入らなかった物が多かったです。
おっさんなので、OS9の頃にあった伝説の “ORGAI” も所有して使っていた時があります。今にしてみれば、互換性は別にしても最強のツールだった気がします。

なんやかんやで基本的にはエディタ系の、iTextを長い事使ってたと思います。
自分の場合は、macos、Windowsとも使うので、両方で動く環境という点でも “iText” は長い間マストで使っておりました。レスポンスもいいんですよね。重くなったファイルでもサクサク表示できてました。
いずれにしても “iText” は開発が終了しているっぽいので、乗り換えを進めている最中です。

そこで見つけたのが、自分史上最強最終エディタ TATEditorですよ。


縦書き編集ソフトに求めるもの
TATEditor。確かにすごいんですが、これはあくまで自分が求める範疇での最強ということです。
では、どんな条件がいいのかというと
  • macos、Windows両環境があると高ポイント
  • テキストベースか、独自すぎないファイル形式
  • 10万字ぐらいの単一ファイルでもサクサク動くこと
  • 任意のフォントが使えること(絶対条件)
  • できるだけバックグランドなどの基本色がカスタマイズできること
  • ルーラーがあること、行番号表示があること
  • 編集記号(改行やスペース記号)が消せること
  • ファイルをクラウド上に置いて、ソフトからアクセスできること
結構あるな。

逆に拘らない部分
  • 原稿用紙表示は必要ない
  • 原稿用紙印刷も必要ない
  • ルビ表示機能はあればいいけど、無ければ無いでOK
  • 縦中横も無くてもいい
と、こんな感じです。
“TATEditor” は全て条件面をパスしてるように見えますが、ルーラーの表示と、行番号表示の位置とサイズがよろしくない点だけは残念。
行頭にラインを引かせることで、ルーラー代わりにすることもできるようですが、自分の場合はイマイチでした。


“TATEditor” はカスタマイズがすごい
TATEditor、いろんなサイトやブログでの紹介をつらつら読んでみると、概ね二つの意見に集約されるようです。
すごい便利!って方と、煩雑すぎて使いづらい!って方。
これはどちらも間違いではないと思います。

デフォルトで使っている分には、よくある縦書きエディタなんですが、カスタマイズしようと思うと微細な設定まで全て任意で可能なので、どこまでも自分好みの環境にすることが可能です。
これが人によって賛否が分かれる所なのだと思います。
ある程度簡便に、プリセットとかで環境選びたい人には、使いづらいと感じてしまうのかもしれません。もったいないことです。

以下は自分が使っている環境の備忘録になります。
自分にとって使い易いだけで、人様も同じとは限りませんが、カスタマイズの参考にしていただければ。
一度気に入った環境になれば、何度もイジる部分ではないので、こだわって時間かけて自分だけのスペッシャルを見つけてください。

おっさん流 “TATEditor” の設定
名称未設定 1
※尚、チェックしていない項目や飛ばしている項目はデフォルトのままです。
重要な点はデフォルトと同じ設定でも、確認のため項目を表示しています。


表示→簡易設定ウィザード
  • デフォルトフォント:IPAex明朝/標準/20
  • ページ表示:チェック/ウィンドウサイズに従う
  • 縦書き:チェック
  • 禁則処理を使用:チェック
  • 強制的に等幅化:チェック
  • 行を端で折り返す:チェック
  • 文字色:RGU/0.0.0
  • 選択文字列の文字色:RGU/0.65.65
  • 背景色:RGU/250.240.210
  • 選択文字列の背景色:RGU/255.200.180
  • 文字間隔の調整方法:調整しない
表示→設定オプションを表示

Glyph
  • 縦書き:チェック
  • ベースライン:チェック/No hinting
  • UAX #11(Full)
  • ビットマップフォント:チェックしない
  • 液晶タイプ:LCD
Page
  • ページ:チェック/ウィンドウサイズを使用
  • A4版
  • 行方向にページを並べる
  • マージン:上・15/下・10/左・5/右・5/段落間・15
※マージンに関して:1920×1080でウィンドウ表示させた時に、いい感じの空きになるものです。
同サイズの8インチタブレットなどでは空きが大きすぎたりするので、環境によって最適値が違うと思いますが、だいたいこのぐらいの比率だと視界に文章のみ入ってきて、集中できます。

Text
  • 行を折り返す:チェック
  • グリフ間隔調整:Default
  • 行の配置:Default
  • 字下げ:0.00
  • グリフ間隔:0.00
  • 折り返し行間隔:0.90
  • 斜め書き:0.00
Other
  • 色の数値は簡易設定ウィザード時に同じ
  • ガンマ:1.20
  • 改行記号:チェックなし(普通はチェックあったほうがいいかも)
  • 空白記号:チェックなし(普通はチェックしてたほうがみやすい)
  • ディスプレイのタイプ:RGB
Property
その他

  • スクロールバーを常に表示:True
  • ステータスバーを表示:True
  • メニューバーを表示:True
  • 原稿用紙換算の表示:True
  • タブウィンドウを使用:True
  • 空白タブにファイルを開く:True
  • タブバーを常に表示:True
  • 起動時に前回のファイルを開く:True
  • システムトレイにアイコンを使用:True
  • ウィンドウのタイプ:通常のウィンドウ
  • 自動バックアップ間隔:120
テキスト描画
  • 縦中横は縦書きのみ:True
  • ぶら下がりを使用:True
  • 伸び上がり:False
ページ設定
  • ページ表示:ページ表示あり
  • ページサイズ方式:ウィンドウサイズに従う
ページ余白(偶数)
  • 上部:15
  • 下部:10
  • 左側:5
  • 右側:5
  • 段組み間:10
※ここ注意。奇数ページはPegeタブで設定した内容が反映されるが、偶数ページはここで同じ数値を指定しなおさないと、奇数偶数で配置がデコボコになる。
  • 行番号を表示(仮):True

これらの設定は “TATEditor.iniに格納されている
以上を設定すると、扉絵と同じレイアウトになります。
設定された “TATEditor.ini” ファイルはmacosとWindowsで共通ということでしたが、Windowsのものをそのまま持って行って上書き設置しても動作しませんでした。(ハングする)
なので、双方とも手動で設定をおこなっています。

配色は試行錯誤中
背景色が若干気持ち悪い色ですが、暫定的にブルーライト含有量を考慮しての配色です。
焼けて黄成になった紙色をイメージしましたが、若干赤が弱いかも。
本当は、開発民が使ってるようなオンラインエディタみたいなダークテーマが目にいいのだと思っているので、後ほど試行錯誤を繰り返してみます。


最後に “IPA明朝” 書体について
ちょっと前後しますが、おっさんは書体もある程度こだわっています。
これでもDTP民だったので、フォントに対する造詣とこだわりは並々ならぬものがあります。

縦書きエディタには、数あるフォントの中でも、ある程度フリーで誰でも使える “IPA明朝” が最善という結論に帰結しました。

ここまで紆余曲折と変遷があったのですが、やっぱり無難な書体というのが一番いい。極力軽く作られているので、エディタでの表示の軽さも素晴らしい。
形だけなら、もっといいフォントもあるのですが、エディタや編集ソフトで3万字ぐらい並んでくると、フォントの持つ “重さ” がレスポンスに影響してきます。そういった点を含めての考慮です。

贅沢を言うと、あと1%か2%太ければ最高なんですが、まぁ贅沢な話ですな。
IPAフォント(Wikipedia)
IPAexフォントおよびIPAフォントについて(独立行政法人情報処理推進機構 (IPA))
クセもなく、使い易い書体です。
電子書籍で読む時にもいいかと思います。

次点で同 “IPA明朝から派生したあおぞら明朝 もなかなかいいです。
こちらは太さに関してはベストかな。
ただ、環境によって縦書きだと字送りがガタガタになるので注意。
たま~に使います。


以上、完全に自分用の設定メモ書きですが、元々そういうブログなのでご了承をば。



スクリーンショット 2018-06-12 16.22.44

macosでは有名なキーボードカスタマイズアプリである「Karabiner」が、なんか知らん間に「Karabiner-Elements」になっていて驚きました。
Sierrから切り替わったらしいのですが、元のKarabinerと現バージョンはモノが違いすぎて、かなり戸惑いました。

私は、このKarabinerのようなキーボードカスタマイズアプリが無いと、全く自由にPCが操作できません。
というのも、私個人の事情で大変恐縮なのですが、歪んだPC遍歴のせいか、変なキーボードの癖がついており、自分が快適になる環境がものすごく変わっています。

早くいえば、macosのアサインと、Windows用のアサインが混じってるみたいな感じです。
ですので、最低限のカスタマイズができないと困るのですが、この「Karabiner-Elements」を触ってみて最初に思ったのが、「使い方変わって、全然わからんわ」でした。
なので、いろんなサイトを参考に少しずつ覚えていく感じに。
これはその備忘録でもあります。


Windows用JISキーボードをMacでも使う
Windows用として販売されているキーボードをMacでも使えるのはご存知だと思います。
環境設定→キーボード→修飾キーで、基本的なアサインは変更可能です。
ですが、これだけではちょっと使いづらい。

自分がやりたいことをまとめると、以下になります
  1. “Windowsキー” は “Optionキー” に
  2. “Altキー” は “Commandキー” に
  3. “変換キー” は “かなキー” に
  4. “無変換キー” は “英数キー” に
  5. “半角/全角(漢字)キー” を “英数・かなの切り替えトグル” に
  6. マウスの4キーを “進む” に、同5キーを “戻る” に。これはブラウザ操作でもFinderでも動作させたい。
です。
最初の2つはWindowsキーボードをMacで使うための、最も基本といえるアサイン変更です。

なぜ、こんな変な変更設定なのか、ちょっと理由をば。(以下飛ばしても)
自分の場合は、最初に本格的に使ったパソコンがMacで(Power Mac 6100)、当時は“Apple拡張キーボード2”というUS配列のキーボードを使っていたんです。そこでCommandキーを起因とするショートカットを覚え、頭で意識しなくても体が覚えて自在に使いこなせるまでになりました。

その後、Macを数台更新していくんですが、国内販売のMacはUSキーではなく、JIS配列キーがバンドルされるようになり、自分も時代に合わせてJISキーを使えるように矯正していきました。
結局、初代iMacが出るまではMacintosh一筋でしたが、この頃にMMORPGをするのにあわせて、Windows98SE機を同時使用しはじめる感じでした。
結局、G4(MDD)まで数台Macを使いましたが、次第に使用比率がWindows機(この頃はXP/SP3機だったかな)に移っていきます。

しかしながら、ショートカットはMacのアサインで体が覚えてしまっていたので、Windows機の方では、“Windowsキー” を “Altキー” に、“Altキー” を “Ctrlキー” にアサインして使うというWindows使いとしては変則的な使い方に慣れてしまいました。
Mac使っていると、Windowsの小指Ctrl起因のショートカットはどう考えてもおかしいでしょ。となる訳で。(時々、独自にAlt起因ショートカットのアプリケーションもあるにはありますが)
そう考えると、押しやすい場所にOptionキーとCommandキーがあるMacはとても合理的で理想的な配置をしているなと個人的には思います。

ただ、全角入力と半角入力の切り替えは、Windowsの “半角/全角” によるトグル切り替えが便利で、これに慣れてしまい、Macで使う場合もこの “半角/全角” キーで切り替えできるように旧バージョンのKarabinerで設定して使っていました。
(一応、Windowsでも “変換”、“無変換”をそれぞれ、“かな”、“英数” に変換してますが、使用頻度は激減しています)
という前提での、アサインの変更要望なのです。


設定するデバイスの選択
使用するデバイスを明示的に指定してから設定します。
自分の場合は以下のような構成になっています。
キーボードが2種類あるのは、普段遣い用(K65)と大量文章入力用(マイクロソフトのエルゴ系)で使い分けているからです。

スクリーンショット 2018-06-12 16.22.44


単純なキーの入れ替えは “Simple Modifications” から設定
単にキーの入れ替えだけなら、“Simple Modifications” からデバイスを指定して、“From Key” は変更元になるキーを選択、“To Key”は変更されたキーを選択するだけ入れ替え完了です。
自分の場合は以下のような設定です。
これでやりたい要項の1〜4番はクリアです。非常に感覚的で簡単ですね。

スクリーンショット 2018-06-13 2.52.58


ちょっと難しい入れ替えは “Complex Modifications” から設定
ここでは、組み合わせキーや単純な入れ替え指定ではできない複雑な設定を行えます。
設定されるルールは、明示的に選択されたすべてのデバイスにおいて有効です。
使い方によっては、オートパイロット的なマクロ操作を一発指定したりもできます。

ルールの設定の仕方は2種類
  1. 簡単!ルールをプリセットから選ぶ方法
  2. 細かく設定!ルールを任意にJSONに起こして、読み込ませて選ぶ方法
スクリーンショット 2018-06-13 3.34.04


1.簡単!ルールをプリセットから選ぶ方法
画像でいうと、“Change button4,5 to back,forward” がこれに当たります。
これは、やりたいことの6番にあたります。(説明が前後してスイマセン)
  1. ウィンドウ左下 “+ Add rule” ボタン押下
  2. 開いたウィンドウの一番上のボタン “import more rules from the Internet” 押下
  3. するとブラウザが開いて、“Karabiner-Elements complex_modifications rules” という画面に飛ぶ
  4. “Key Specific” 欄の “Change mouse buttons (rev 2)” をクリック
  5. ここに“Change button4,5 to back,forward (rev 1) ” があるのを確認(これがやりたい)
  6. 右にある青い “import” ボタンを押下
  7. Karabiner-Elementsに戻って、ダウンロードしていいかのダイアログが出るので “import” 押下
  8. “Add rule” 画面に戻り、リストに3種類ほどルールが増えているので、この中から利用したい “Change button4,5 to back,forward (rev 1) ”の右にある “+Enable” を押下
    スクリーンショット 2018-06-13 4.09.05

これだけです!やたらと簡単!選ぶだけです。
実際に動作するかを確認して終了です。

他のルールも一通りみて、自分がやりたいことが“Karabiner-Elements complex_modifications rules” にあれば、それを選ぶだけで変更が可能になります。この手段は、内容はちょっと変わってますが、昔のKarabinerの基本設定に似てなくもないですね。

自分が使っているマウスを簡単に説明しますと、使用しているのは多ボタンのゲーミングマウスで、Windowsでの利用を前提にした製品をMacで利用しています。
ゲーミングの多ボタンは、大概それらの割当を独自のアプリケーションで行い、マウス内に記憶して押されたボタンに設定された内容を反映させる方式になっています。
押下される内容によっては、内蔵されたキーボードから押されたような形で再現されます。(なので、デバイス一覧にマウス名でキーボードのデバイスがあった)
一度記憶させれば、環境が変わってもその内容を再現してくれますが、MacとWindowsでは同じ動作でも微妙に送信される信号が違ったりします。
特に、“戻る、進む” に関してはMacとWindowsで相違しているので、こういったプリセットされたルールがあるのだと思います。


2.細かく設定!ルールを任意にJSONに起こして、読み込ませて選ぶ方法
基本的な登録の仕方は、1.の簡単!な方法と全く同じです。
違いがあるのは、“Add rule” を押して “Enable” を選ぶ画面の一覧に、任意で作ったルールを追加させて選ぶ方法という点です。

自分でルールを追加する?
というのは、プリセットされた内容に自分の実現したい内容が無い場合などです。
今回の例では “` to ToggleIME” がコレに当たります

スクリーンショット 2018-06-13 3.34.04

“` to ToggleIME”?
これは、やりたいことの5番に当たる内容です。
Mac上で “半角/全角(漢字)キー” を押下すると、プレーンの状態では “`” キーが出力されます。
この “`” が押されると、IMEを順番に切り替えるトグルとして動作させたいという内容です。
最初にプリセットされたものから同内容を探したのですが、見当たりませんでした。
旧Karabiner利用時は、似たようなプリセットが最初からあったのですが、今回は自分で用意するしかないようです。

具体的には “JSON” ファイルを記述して所定の場所へ入れておけば、“Complex Modifications”のルールに追加できます。

場所の確認
まずは、Karabiner-Elementsが “JSON” を参照するフォルダの確認です。
ターミナル画面から以下を入力
open ~/.config/karabiner/assets/complex_modifications/
それで開いたフォルダに “JSON”ファイルを投げ込めば、“Add rule” を押して現れるウィンドウ一覧に項目が増えます。

“JSON”ファイルの用意
さて、問題は “JSON” によるカスタマイズされたルールの編集です。
生粋の文系おっさんという無能な自分には、こうした生産的スキルが欠如しているので、何かを参考にするか、誰かの生産物をお借りするしか方法がありません。

公式でプリセットされた “Karabiner-Elements complex_modifications rules” をダウンロードする際に、“JSON” としてダウンロードする事ができるので、自分のしたい事と似たようなルールから、キーコード指定だけ変える方法が一番いいでしょう。

と思って見てみたのですが、タイトル名からだと具体的に何をしているのかサッパリわかりません。
なので、先人の知恵を拝借することといたしました。
検索してみると、才能ある皆様からのお知恵をお借りする事ができました。
おおすばらしい。自分のやりたい事にほぼ同じ。
あとはキーコード(key_code)を変えるだけなのですが、“`” のキーコードがわからない!
そこから調べる事に……。

キーコード(key_code)を調べる
対応がゴテゴテですが、所詮文系。こんなものです。
“Karabiner-Element” をインストールすると、アプリケーション内に “Karabiner-EventViewer.app” も同時にインストールされているので、これを開きます。
スクリーンショット 2018-06-13 9.59.19
あとはこの画面で、キーコードを調べたいキーを押下するだけです。

スクリーンショット 2018-06-13 10.04.36

ここで “半角/全角”キーのプレーン状態、“`” キーを押下すると、キーコードが出ました。
“grave_accent_and_tilde” っつーらしいです。
この文字を、先程のサンプル “JSON” のキーコード部にコピペすれば完成!のハズです。
以下が、リンク先より参照したソースに、所定のタイトルとキーコードを書き換えたものです。
{
  "title": "For Japanese (日本語環境向けの設定)",
  "rules": [
    {
      "description": "` to ToggleIME_02",
      "manipulators": [
        {
          "conditions": [
            {
              "type": "input_source_if",
              "input_sources": [
                {
                  "language": "ja"
                }
              ]
            }
          ],
          "type": "basic",
          "from": {
            "key_code": "grave_accent_and_tilde",
            "modifiers": {
              "optional": [
                "caps_lock"
              ]
            }
          },
          "to": [
            {
              "key_code": "japanese_eisuu"
            }
          ]
        },
        {
          "conditions": [
            {
              "type": "input_source_unless",
              "input_sources": [
                {
                  "language": "ja"
                }
              ]
            }
          ],
          "type": "basic",
          "from": {
            "key_code": "grave_accent_and_tilde",
            "modifiers": {
              "optional": [
                "caps_lock"
              ]
            }
          },
          "to": [
            {
              "key_code": "japanese_kana"
            }
          ]
        }
      ]
    }
  ]
}
とまぁこんな塩梅に。(こっそり更新しました。よりスマートになったようです)
これをテキストエディタなどで、“my_option.json” 等として保存。
先程コンソールから開いた “complex_modifications” フォルダに入れればOK。

あとは、“Complex Modifications” から “Add rule” を押して、一覧に “` to ToggleIME_02” が増えているのを確認。これを “Enable” して完了です。


これでやりたいことの5番もクリアし、キーボードのカスタマイズが完了しました。
自分のやりたい事を通して、Karabiner-Elementsでの主要な機能を紹介しました。
目的にあわせて、最適なカスタマイズの一助になればと思います。


macos High Sierraを少し使ってみて思ったのは、昔よりも明らかに細かいバグや不具合が増えているということです。不安定になった部分も多く見受けられます。セキュリティ対策が複雑になり、OSへのパッチアップも相当にシビアな内容になっているのでしょう。

High Sierraをセットアップ直後に直面したトラブルはググると割とどこでも起こっている不具合のようで、対処法も各所で掲載されていました。
その中で軽微だけど、割と精神衛生上よろしくないという2点のトラブルの対処をまとめました。
エラーや起動・シャットダウンなどのメッセージ、ダイアログ表記が英語になる


エラーや起動・シャットダウンなどのメッセージ、ダイアログ表記が英語になる
最初は「なんだこれ?」って感じでした。全部の表記が英語になる訳ではなく、一部の表示だけです。タイトルは日本語だけど、注釈は英語、ボタン表記も英語みたいな。
これはよくあるトラブルのようで、対処法も割と簡単です。

ターミナルからの操作で日本語表記に戻す
ターミナルを立ち上げ、次のように入力します。
sudo languagesetup
スクリーンショット 2018-06-10 17.09.59

パスワードを聞かれるので、入力。
そうすると、言語一覧が表示されます。
スクリーンショット 2018-06-10 17.12.15

主に日本語を使用する”のを選んでください。
エンターすると、System Language set to: ja という表記を確認します。
ここで画面を閉じないでください。

スクリーンショット 2018-06-10 17.12.27

exit
を入力してエンターです。
“プロセスが完了しました”の表記を確認するところまでで一連の操作となります。
これで表示の英語が日本語に戻ると思います。

スクリーンショット 2018-06-10 17.12.32

あとは、再起動して各ダイアログやメッセージが日本語表記化したことを確認してください。



壁紙や複数ディスプレイの設定がデフォルトに戻る

これも訳わからないトラブルですね。シングルディスプレイのときは問題なかったのですが、複数環境にしたとたん、配置や壁紙の設定が起動するたびにデフォルトに戻ってしまうんです。
ディスプレイ配置は、時折記憶してくれることもあったんですが、何度か再起動を繰り返しているうちに、またデフォルト配置になったり。

よく不具合出ると“nvramをクリアしろ”ってのがありますが、根拠が無いものが多く、大概の場合において効果がありませんので、やる必要は無いと思います。

スクリーンショット 2018-06-10 16.25.38

対処法は2つありました。
どちらもやったほうが確実だったので、両方表記します。

com.apple.systempreferences.plist の削除
システム設定を消してしまう方法です。当然、デスクトップだけじゃなく、他の部分にも影響しますので、消したあとはあらゆるシステム設定をやり直す必要があります。
一応、あらかじめ画面構成や壁紙の設定は行っておきます。

スクリーンショット 2018-06-10 18.10.37
  1. Finder表示にして、オプションキーを押しながら“移動”をクリック。
  2. 中程にある“ライブラリ”を選択。ライブラリのフォルダが開きます。
  3. その中にある“Preferences”に入る。
  4. "com.apple.systempreferences.plist"を削除する。
  5. 再起動し、今一度、画面構成の設定や壁紙、他の設定を行う。
  6. 再起動し、状態が再現されているかを確認して終了。
バックアップとっておいたほうがいいというアドバイスもありましたが、なければ自動生成されるものですし、必要無いでしょう。

Mission Controlから“ディスプレイごとに個別の操作スペース”を切る
個別のワークスペースをONにして使いたい人には使えない方法ですが、この方法でも問題が解決しました。
スクリーンショット 2018-06-10 18.50.38

  1. “システム環境設定”から“Mission Control”を選ぶ。
  2. “ディスプレイごとに個別の操作スペース”のチェックを外す。
  3. ログインし直すか、再起動で直っているのを確認する。
ただ、問題点があって、サブ、トリプルモニタのメニューバーが真っ黒になります。
動作に影響がある訳じゃないんですが、なんとなく気持ちわるい人もいるかと思います。
自分の場合は、ダークカラーの壁紙を使っており、上端と下端が真っ黒になっているので、それほど影響がありませんが、明るいカラーの壁紙を選んでいると、ちょっと見栄えが悪いかもしれませんね。



以上、全体には大きな影響はないけど、精神衛生上修正しておきたい問題の対処法2点でした。
今後もトラブル対応の記事は都度書いていくつもりです。





【ひかりTVショッピング】
新品も中古も激安PC勢ぞろい!パソコン買うなら楽天市場

スクリーンショット 2018-06-08 3.38.57

前回、久々にhackintosh環境をインストーラー作成済みRAWを展開したUSBメモリとMultibeastで構築し、無事High Sierraが動く所まで行いました。

何事もなければ、このまま運用しても問題無いと思いますが、軽微な不具合や挙動のおかしな点などある場合はBIOSの調整や付加パラメーターの見直し、kextの追加が必要になったりします。

それにより、マザーボードに実装されたチップや機能がOSで利用できるようになったり、Mac実機との差異による不具合が出ないように調整できたりします。

この辺が素人的には非常に訳がわからない世界なのですが、できるだけ簡単に設定できるよう工夫されたものがClover Configuratorになります。


大体できること
  • マザーボードの各種機能やチップに合わせた設定(ACPI)
  • ブートローダーの指定やオプションの付与、設定
  • kext(ドライバ)へのパッチ
  • SMBIOSの設定による機種固有情報の編集
などが基本的にできる部分です(大雑把でくくりも荒いですが)。
Clover Bootloaderに対して設定してやるのが主なお仕事です。


EFIボリュームとkextの位置
調整や設定は、実際には“config.plist”を編集する機能というのが正しいのですが、このブートローダーの設定が書かれている“config.plist”の位置と、kext(いわゆるドライバ)の位置を覚えることが必要になります。

まずは“Clover Configurator”を起動してみましょう。
EFIボリュームを表示させて、その中にある“config.plist”と“kext”フォルダの位置を把握します。
  1. 起動→TOOLSのMount EFI
  2. 下段のEfi Partitionsから、“EFI on EFI”の“Mount Partition”
すると、デスクトップに“EFI”というボリュームがマウントされます。
“config.plist”は /EFI/EFI/CLOVER/ 内の直下に、“kext”フォルダはも同じ階層にあります。

Clover Configurator”に戻り、マウントしたEFIの“config.plist”の内容を表示させてみます。
  1. 画面左のメニューが並んだ欄の下側にある、家のマークをクリックスクリーンショット 2018-06-08 11.04.02
  2. 画面下部のフォルダツリーの最後にある“config.plist”をクリック
最初の段階で読み込まれている内容は、Clover Bootloaderを設置する際に設定した項目が反映されているはずです。この状態で各項目を編集して保存すれば、次回の起動時より内容が反映されることになります。


各項目をみていく
ここからは必要に応じて設定するようにしてください。
稼働に問題ないようでしたら、下手にいじらないほうがいい場合の方がほとんどです。
設定が必要なのは、“SMBIOS”の詳細設定だけです。

ACPI
DSDTにあるACPIを編集して、マザーに実装されている機能や電源に関する項目を設定します。
ぶっちゃけ素人には全くなにやらわかりません。

shutdownしたのに電源が切れない、マザー提供の機能の一部がうまく動かない、といった場合に“Fixes”欄の各項目にチェックを入れると、動いてくれることがあるかも。

他にSSDTの項目にある“Generate Option”にあるPステートとCステートの項目はよくチェックが入っている解説が多いので、入れておいてあるぐらいです。
名称未設定 1

Boot
ブート時につけるオプションをチェックボタンで選べます。
通常、ここでチェックいれるのは、なにかの機能を無視して起動させるためのものが多いので、おそらくは通常使用でチェックを入れるものは、あまり無いかと思います。
詳しく解説されたサイトは、探せばいくらか出てきますが、当然英語です。
  • -v:起動プロセスを表示させることができるオプションで、よく使います。
  • -x:セーフモードで起動。
  • darkwake:スリープに入る際、リブートしたり電源絡みのトラブルがあるときに設定するといいようです。具体的には“=0”か“=NO”を指定すると改善する場合が多いようです。
  • dart=0:VT-x もしくは VT-dを無効化して起動する。最近は無効化しなくていいという話も。
他、“Default Loader”は基本的に“BOOTX64.efi”です。
“Timeout”は、操作しないとデフォルトボリュームで起動するまでの時間指定です。

Gui
起動画面の設定です。
Scan:画面に表示する、ボリュームを検索する種類を選べます。
Theme:Cloverのカスタムテーマを選べます。

KernelAndKextPatches
読み込まれるkernelやkextに対して、パッチを当てる項目です。
割と重要で、macosのマイナーアップデートで動かなくなったkextへパッチ修正を手動であてることで、動くようにさせるのに使ったりと、割と使う機会が多い項目です。

SierraからUSBの管理の仕方が変わったようで、接続できるUSBの数が15に制限されているそうです。これはハブなどを含む、IDが割り振られているすべてを入れて15だそうです。
これだと不都合な環境もあるだろうと、USBの接続制限数を拡大するパッチが当たるようになりました。
High Sierra10.13.4(10.13.5でもOK)での実際のパッチです。

KextsToPatchに項目を追加し、以下をそれぞれ入力。
  • name:AppleUSBXHCI
  • find:837D940F 0F839704 0000
  • Replace: 837d940f 90909090 9090

SMBIOS
機種の固有情報などを設定する項目です。
固有情報を使って個人と紐づけするアプリを使う上で重要になります。
FaceTimeやiMessageは、この項目をちゃんと設定しないと動作が怪しくなります。
これは解説が大変なので、詳しい方のリンクを掲載します。
以下の通り設定しておけば大丈夫です。

SystemParameters
重要なのは2箇所。
  • Inject Kexts:EFIボリュームにある、/EFI/CLOVER/kexts/ 内のkextを使うかどうか。よっぽどのことが無い限りは、基本的に“Yes”にしておきます。これにより、システムが読み込むkextは、/Library/Extensions/ と、上記の2箇所となり、あとから追加したいkextがある場合は、EFIボリュームの方の /EFI/CLOVER/kexts/Other/ に入れるといいと思います。
  • NvidiaWeb:NVIDIAが提供してくれているWEBドライバーを使う場合はチェックを入れる。なぜかブートオプションや他の場所で設定するよりも、ここでのチェックが優先されるようです。

以上、素人解説ですが、これらの調整項目をうまく使い分けて快適に動く環境を構築してみてください。



【ひかりTVショッピング】
新品も中古も激安PC勢ぞろい!パソコン買うなら楽天市場

このページのトップヘ