macos High Sierraを少し使ってみて思ったのは、昔よりも明らかに細かいバグや不具合が増えているということです。不安定になった部分も多く見受けられます。セキュリティ対策が複雑になり、OSへのパッチアップも相当にシビアな内容になっているのでしょう。
High Sierraをセットアップ直後に直面したトラブルはググると割とどこでも起こっている不具合のようで、対処法も各所で掲載されていました。
その中で軽微だけど、割と精神衛生上よろしくないという2点のトラブルの対処をまとめました。
●エラーや起動・シャットダウンなどのメッセージ、ダイアログ表記が英語になる
■エラーや起動・シャットダウンなどのメッセージ、ダイアログ表記が英語になる
最初は「なんだこれ?」って感じでした。全部の表記が英語になる訳ではなく、一部の表示だけです。タイトルは日本語だけど、注釈は英語、ボタン表記も英語みたいな。
これはよくあるトラブルのようで、対処法も割と簡単です。
●ターミナルからの操作で日本語表記に戻す
ターミナルを立ち上げ、次のように入力します。sudo languagesetup
そうすると、言語一覧が表示されます。
“主に日本語を使用する”の6を選んでください。
エンターすると、System Language set to: ja という表記を確認します。
ここで画面を閉じないでください。
exit
を入力してエンターです。
“プロセスが完了しました”の表記を確認するところまでで一連の操作となります。
これで表示の英語が日本語に戻ると思います。

あとは、再起動して各ダイアログやメッセージが日本語表記化したことを確認してください。
■壁紙や複数ディスプレイの設定がデフォルトに戻る
ディスプレイ配置は、時折記憶してくれることもあったんですが、何度か再起動を繰り返しているうちに、またデフォルト配置になったり。
よく不具合出ると“nvramをクリアしろ”ってのがありますが、根拠が無いものが多く、大概の場合において効果がありませんので、やる必要は無いと思います。
対処法は2つありました。
どちらもやったほうが確実だったので、両方表記します。
●com.apple.systempreferences.plist の削除
システム設定を消してしまう方法です。当然、デスクトップだけじゃなく、他の部分にも影響しますので、消したあとはあらゆるシステム設定をやり直す必要があります。一応、あらかじめ画面構成や壁紙の設定は行っておきます。
- Finder表示にして、オプションキーを押しながら“移動”をクリック。
- 中程にある“ライブラリ”を選択。ライブラリのフォルダが開きます。
- その中にある“Preferences”に入る。
- "com.apple.systempreferences.plist"を削除する。
- 再起動し、今一度、画面構成の設定や壁紙、他の設定を行う。
- 再起動し、状態が再現されているかを確認して終了。
バックアップとっておいたほうがいいというアドバイスもありましたが、なければ自動生成されるものですし、必要無いでしょう。
●Mission Controlから“ディスプレイごとに個別の操作スペース”を切る
個別のワークスペースをONにして使いたい人には使えない方法ですが、この方法でも問題が解決しました。- “システム環境設定”から“Mission Control”を選ぶ。
- “ディスプレイごとに個別の操作スペース”のチェックを外す。
- ログインし直すか、再起動で直っているのを確認する。
ただ、問題点があって、サブ、トリプルモニタのメニューバーが真っ黒になります。
動作に影響がある訳じゃないんですが、なんとなく気持ちわるい人もいるかと思います。
自分の場合は、ダークカラーの壁紙を使っており、上端と下端が真っ黒になっているので、それほど影響がありませんが、明るいカラーの壁紙を選んでいると、ちょっと見栄えが悪いかもしれませんね。
以上、全体には大きな影響はないけど、精神衛生上修正しておきたい問題の対処法2点でした。
今後もトラブル対応の記事は都度書いていくつもりです。
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