前回に引き続き EZpad 6 proのレビューと改善をしていきますが、長くなっちゃったので、記事を二つに分けました。今回は前編です。

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緩衝材につつまれてくるとは聞いてましたが、こんな厳重だとは。
表面ガラスが弱くかなりモロいらしいので、こういう措置は必要なんでしょうね。
(ちなみに、TechTablets.comのオッサンは、「プラスチックじゃね?」みたいなこと言ってましたが、そんな訳ありませんよ。流石に)

箱以外の3つの細かいのは、オマケ品です。

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なんか、箱がすでにボロッボロなんですけどw

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開封。撮影ヘタですいません。撮影ブース欲しくなるな。

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デザインはなんつーか、ちょっとヤボったい感じですが、悪くありません。

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アダプタは12V、2A。ジャックは3.5mm。
ケーブルが非実用レベルで短すぎて、電源延長ケーブルは必須です。


ちょっと使ってみて思った事。
まずは吊るし状態で使ってみます。
eMMC64GBには、Windows10 Home がインストールされていて、さして問題なく普通に起動。何事も無くコルタナがくっそ喋るセットアップへこぎ着けました。

×画面のタッチが少し鈍い
 最初は気のせいかと思ったが、明らかに画面の端の方のタッチ感度が悪い。
 最初から薄い保護フィルムが貼ってあります。
 こいつの質が悪いのか、指のすべりも良くありません。
 ただ、感度は個体差の可能性はあります。

×WIFIが不具合レベルで使い物にならない
 使い始めてすぐにWindows Updateが降ってきた訳ですが、
 WIFIがヤバイヤバイといわれていた訳がわかりました。
 これはヤバイ。毎秒数百KBしか転送できてない。
 Bluetooth切ったり、いろいろしてみましたが、どれもダメです。

×eMMCはHDDよりはマシだが、遅い
 よくある安eMMCって感じです。こんなもんでしょう。

×音量が小さい
 横置き状態で機能する左右独立スピーカーがあるのですが、音質は元より、
 音量がヤバい。Bluetoothスピーカーなどの利用を考えたほうがいいレベル。

とまぁ良く無い点ばかり上げました、いい点も沢山あります。

軽い
 同サイズのタブレットや 2in1 と比べると比較的軽い部類です。
 強度はその分オミットされてると思いますが。

IPS液晶がキレイ
 視野角も照度もまずまず。ただUIサイズを変更した時独特の、
 モヤッとした感じはどうしようもありませんね。

動画再生がスムーズ
 後述するLAN接続を改善を前提に、Youtubeでの1080p再生が可能でした。
 コマ落ちはしてるかしてないか、という微妙な所ではありますが。

WIFIに対してBluetoothはまとも
 同社の別機種だと、BluetoothがダメでWIFIはOKなんてのもあるらしいですが、
 この機種はWIFIはダメでしたがBluetoothは調子いいです。
 マウス、キーボードがチャタる誤動作も無く、機器スリープからの復帰も速い。

こんなところでしょうか。
他にはバッテリーの保ちも、OSの設定を詰めれば割とイケます。
画面サイズが大きいので、相対的に稼働可能時間は短めですね。
 

問題点を改善していく
対応できる範囲は大きく無いですが、快適に使えるよう、いろいろと対応してみました。

WIFI(LAN接続)を改善
もう、内蔵に関してはアウトです。
つまりは、外付けにするしかないですね。
とりあえず、Windows Update というバカみたいに転送量を要求する作業に応えるべく使ったのがこちら。

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USB3.0に接続するハブですね。Gigabitイーサがついてるタイプのものです。
各種中華タブレットのメンテ用に買ってあったものです。
一時期は Fire TV Stick でも使ってました。

EZpad 6 pro の定位置があるので、そこで据え置いて使う場合は、このUSBハブから有線LANに接続して通信します。安定してダウンロードできるので、Windows Update も速かったです。
コレが無かったら、いったい全部のダウンロードが終わるまでどれだけかかったのやら。

次に、WIFI環境として使うために以下を用意しました。

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Wavlink AC600/691A1
まぁこうするより他ありませんわな。

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うっへ。出っ張りがデカイ。まぁしょうがありません。
TP-Link AC600/Archer T2U Nano がその後発売されたので、買い換えるかもしれません。
ただ、TP-Link の子機はどれも「発熱が~」という意見が多いので気になる所。
出っ張りを減らすと、精神的な出っ張りも減るかな。(いみふ)

さて、これでどれだけ改善したかというと、実は体感以外で適切な測定がイマイチできていません(当家で利用してるニフティの光コラボがクソのように遅くて不安定で、マトモな通信速度計測ができない)

NASへの接続だと、そこそこ速度は出ている感じですが、この機種が悪いのかUSBドングルタイプの宿命なのか、速度に関してはイマイチな感じはします。

USB延長ケーブルつけて本体から離せば、おそらく速度や感度は改善すると思うんですが、持ち運ぶのに紐付きとかイヤなんで、このまま運用です。

ケースとかフィルムとか
あとは良くある、ケースとフィルムによる日常使いでの対策です。
ただ、この機種はマイナーな中でも、さらにマイナーな部類なので、対策できる品は多くありません。
特にケースは全くといっていいほど選択肢が無く、中華な通販に少しある程度でした。

まずはこちら。

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迷ったら、PDA工房さんのアンチグレアフィルム。
高品質で肉厚で、細部もしっかり採寸されてて穴ズレなんて一度も見たことありません。
自分が持ってるガジェットの殆どは、PDA工房さんのアンチグレアのみ貼ってます。

こんなマイナー機種のフィルムまで作ってるPDA工房様には感服いたします。LOVEです。すばらしいです。

この機種、マイナーな割にガラスフィルムなどもいろんな種類が発売されてるようですが、個人的にはPDA工房さんしか信じません。(年寄り特有の意固地味)


続いてケース。
これは模索中なんですが、暫定でコレ。

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う、うーん。
よくあるタイプのものですが、黒でも白でもなく、革目でも無いビミョ~な素材感と色。
色はシルバーといえばいいんですかね。
質感はかなり独特なパターンをしています。和紙系のようなダメージ革っぽいというのか。

Amazonのレビューに「安くさい」とありましたが、間違ってます。
「安い」んです。安いんだから、安っぽく見えるのは当たりまえでしょう。

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このタイプは、画面端にかぶる部分が広くてイラっとします。
もうちょい狭く作ればいいのに。
防御力重視でいくので、しばらくはコレを使うしかないかな。
海外通販も見つつ、今後の課題ということで。

使い方にちょっとコツがあって、本体を入れる箇所は、ベロになる部分を下に織り込んでホールドするようになってますが、サラサラの素材なんで、横にしてスタンド状態にすると、本体が自分の重みでスルッと抜けてきます。

ベロの部分に底部と密着させるために、貼るタイプのベルクロを付けた方がいいです。
でないと、まともにに使えません。

こんなスタイルで運用してます
まだ暫定的ではありますが、しばらくはこんな感じで使ってます。

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タッチパット付きのキーボードとセットの汎用ケースにしてみようかとも思ったのですが、自分の場合はPDFの閲覧とメモ書き挿入時に、縦持ちにして見るので、このスタイルが無難なんですよね。

とりあえず体裁は完成したので、次回は本体を開封して、M.2スロットにSATAタイプのSSDを突っ込み、起動ドライブとして使えるようにしたいと思います。
今回はこんなところで。