新井田さんのチラシの裏

オッサンが最近の複雑なガジェット関連を設定した時の覚え書きブログ。所謂日記。

macos High Sierraを少し使ってみて思ったのは、昔よりも明らかに細かいバグや不具合が増えているということです。不安定になった部分も多く見受けられます。セキュリティ対策が複雑になり、OSへのパッチアップも相当にシビアな内容になっているのでしょう。

High Sierraをセットアップ直後に直面したトラブルはググると割とどこでも起こっている不具合のようで、対処法も各所で掲載されていました。
その中で軽微だけど、割と精神衛生上よろしくないという2点のトラブルの対処をまとめました。
エラーや起動・シャットダウンなどのメッセージ、ダイアログ表記が英語になる


エラーや起動・シャットダウンなどのメッセージ、ダイアログ表記が英語になる
最初は「なんだこれ?」って感じでした。全部の表記が英語になる訳ではなく、一部の表示だけです。タイトルは日本語だけど、注釈は英語、ボタン表記も英語みたいな。
これはよくあるトラブルのようで、対処法も割と簡単です。

ターミナルからの操作で日本語表記に戻す
ターミナルを立ち上げ、次のように入力します。
sudo languagesetup
スクリーンショット 2018-06-10 17.09.59

パスワードを聞かれるので、入力。
そうすると、言語一覧が表示されます。
スクリーンショット 2018-06-10 17.12.15

主に日本語を使用する”のを選んでください。
エンターすると、System Language set to: ja という表記を確認します。
ここで画面を閉じないでください。

スクリーンショット 2018-06-10 17.12.27

exit
を入力してエンターです。
“プロセスが完了しました”の表記を確認するところまでで一連の操作となります。
これで表示の英語が日本語に戻ると思います。

スクリーンショット 2018-06-10 17.12.32

あとは、再起動して各ダイアログやメッセージが日本語表記化したことを確認してください。



壁紙や複数ディスプレイの設定がデフォルトに戻る

これも訳わからないトラブルですね。シングルディスプレイのときは問題なかったのですが、複数環境にしたとたん、配置や壁紙の設定が起動するたびにデフォルトに戻ってしまうんです。
ディスプレイ配置は、時折記憶してくれることもあったんですが、何度か再起動を繰り返しているうちに、またデフォルト配置になったり。

よく不具合出ると“nvramをクリアしろ”ってのがありますが、根拠が無いものが多く、大概の場合において効果がありませんので、やる必要は無いと思います。

スクリーンショット 2018-06-10 16.25.38

対処法は2つありました。
どちらもやったほうが確実だったので、両方表記します。

com.apple.systempreferences.plist の削除
システム設定を消してしまう方法です。当然、デスクトップだけじゃなく、他の部分にも影響しますので、消したあとはあらゆるシステム設定をやり直す必要があります。
一応、あらかじめ画面構成や壁紙の設定は行っておきます。

スクリーンショット 2018-06-10 18.10.37
  1. Finder表示にして、オプションキーを押しながら“移動”をクリック。
  2. 中程にある“ライブラリ”を選択。ライブラリのフォルダが開きます。
  3. その中にある“Preferences”に入る。
  4. "com.apple.systempreferences.plist"を削除する。
  5. 再起動し、今一度、画面構成の設定や壁紙、他の設定を行う。
  6. 再起動し、状態が再現されているかを確認して終了。
バックアップとっておいたほうがいいというアドバイスもありましたが、なければ自動生成されるものですし、必要無いでしょう。

Mission Controlから“ディスプレイごとに個別の操作スペース”を切る
個別のワークスペースをONにして使いたい人には使えない方法ですが、この方法でも問題が解決しました。
スクリーンショット 2018-06-10 18.50.38

  1. “システム環境設定”から“Mission Control”を選ぶ。
  2. “ディスプレイごとに個別の操作スペース”のチェックを外す。
  3. ログインし直すか、再起動で直っているのを確認する。
ただ、問題点があって、サブ、トリプルモニタのメニューバーが真っ黒になります。
動作に影響がある訳じゃないんですが、なんとなく気持ちわるい人もいるかと思います。
自分の場合は、ダークカラーの壁紙を使っており、上端と下端が真っ黒になっているので、それほど影響がありませんが、明るいカラーの壁紙を選んでいると、ちょっと見栄えが悪いかもしれませんね。



以上、全体には大きな影響はないけど、精神衛生上修正しておきたい問題の対処法2点でした。
今後もトラブル対応の記事は都度書いていくつもりです。





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スクリーンショット 2018-06-08 3.38.57

前回、久々にhackintosh環境をインストーラー作成済みRAWを展開したUSBメモリとMultibeastで構築し、無事High Sierraが動く所まで行いました。

何事もなければ、このまま運用しても問題無いと思いますが、軽微な不具合や挙動のおかしな点などある場合はBIOSの調整や付加パラメーターの見直し、kextの追加が必要になったりします。

それにより、マザーボードに実装されたチップや機能がOSで利用できるようになったり、Mac実機との差異による不具合が出ないように調整できたりします。

この辺が素人的には非常に訳がわからない世界なのですが、できるだけ簡単に設定できるよう工夫されたものがClover Configuratorになります。


大体できること
  • マザーボードの各種機能やチップに合わせた設定(ACPI)
  • ブートローダーの指定やオプションの付与、設定
  • kext(ドライバ)へのパッチ
  • SMBIOSの設定による機種固有情報の編集
などが基本的にできる部分です(大雑把でくくりも荒いですが)。
Clover Bootloaderに対して設定してやるのが主なお仕事です。


EFIボリュームとkextの位置
調整や設定は、実際には“config.plist”を編集する機能というのが正しいのですが、このブートローダーの設定が書かれている“config.plist”の位置と、kext(いわゆるドライバ)の位置を覚えることが必要になります。

まずは“Clover Configurator”を起動してみましょう。
EFIボリュームを表示させて、その中にある“config.plist”と“kext”フォルダの位置を把握します。
  1. 起動→TOOLSのMount EFI
  2. 下段のEfi Partitionsから、“EFI on EFI”の“Mount Partition”
すると、デスクトップに“EFI”というボリュームがマウントされます。
“config.plist”は /EFI/EFI/CLOVER/ 内の直下に、“kext”フォルダはも同じ階層にあります。

Clover Configurator”に戻り、マウントしたEFIの“config.plist”の内容を表示させてみます。
  1. 画面左のメニューが並んだ欄の下側にある、家のマークをクリックスクリーンショット 2018-06-08 11.04.02
  2. 画面下部のフォルダツリーの最後にある“config.plist”をクリック
最初の段階で読み込まれている内容は、Clover Bootloaderを設置する際に設定した項目が反映されているはずです。この状態で各項目を編集して保存すれば、次回の起動時より内容が反映されることになります。


各項目をみていく
ここからは必要に応じて設定するようにしてください。
稼働に問題ないようでしたら、下手にいじらないほうがいい場合の方がほとんどです。
設定が必要なのは、“SMBIOS”の詳細設定だけです。

ACPI
DSDTにあるACPIを編集して、マザーに実装されている機能や電源に関する項目を設定します。
ぶっちゃけ素人には全くなにやらわかりません。

shutdownしたのに電源が切れない、マザー提供の機能の一部がうまく動かない、といった場合に“Fixes”欄の各項目にチェックを入れると、動いてくれることがあるかも。

他にSSDTの項目にある“Generate Option”にあるPステートとCステートの項目はよくチェックが入っている解説が多いので、入れておいてあるぐらいです。
名称未設定 1

Boot
ブート時につけるオプションをチェックボタンで選べます。
通常、ここでチェックいれるのは、なにかの機能を無視して起動させるためのものが多いので、おそらくは通常使用でチェックを入れるものは、あまり無いかと思います。
詳しく解説されたサイトは、探せばいくらか出てきますが、当然英語です。
  • -v:起動プロセスを表示させることができるオプションで、よく使います。
  • -x:セーフモードで起動。
  • darkwake:スリープに入る際、リブートしたり電源絡みのトラブルがあるときに設定するといいようです。具体的には“=0”か“=NO”を指定すると改善する場合が多いようです。
  • dart=0:VT-x もしくは VT-dを無効化して起動する。最近は無効化しなくていいという話も。
他、“Default Loader”は基本的に“BOOTX64.efi”です。
“Timeout”は、操作しないとデフォルトボリュームで起動するまでの時間指定です。

Gui
起動画面の設定です。
Scan:画面に表示する、ボリュームを検索する種類を選べます。
Theme:Cloverのカスタムテーマを選べます。

KernelAndKextPatches
読み込まれるkernelやkextに対して、パッチを当てる項目です。
割と重要で、macosのマイナーアップデートで動かなくなったkextへパッチ修正を手動であてることで、動くようにさせるのに使ったりと、割と使う機会が多い項目です。

SierraからUSBの管理の仕方が変わったようで、接続できるUSBの数が15に制限されているそうです。これはハブなどを含む、IDが割り振られているすべてを入れて15だそうです。
これだと不都合な環境もあるだろうと、USBの接続制限数を拡大するパッチが当たるようになりました。
High Sierra10.13.4(10.13.5でもOK)での実際のパッチです。

KextsToPatchに項目を追加し、以下をそれぞれ入力。
  • name:AppleUSBXHCI
  • find:837D940F 0F839704 0000
  • Replace: 837d940f 90909090 9090

SMBIOS
機種の固有情報などを設定する項目です。
固有情報を使って個人と紐づけするアプリを使う上で重要になります。
FaceTimeやiMessageは、この項目をちゃんと設定しないと動作が怪しくなります。
これは解説が大変なので、詳しい方のリンクを掲載します。
以下の通り設定しておけば大丈夫です。

SystemParameters
重要なのは2箇所。
  • Inject Kexts:EFIボリュームにある、/EFI/CLOVER/kexts/ 内のkextを使うかどうか。よっぽどのことが無い限りは、基本的に“Yes”にしておきます。これにより、システムが読み込むkextは、/Library/Extensions/ と、上記の2箇所となり、あとから追加したいkextがある場合は、EFIボリュームの方の /EFI/CLOVER/kexts/Other/ に入れるといいと思います。
  • NvidiaWeb:NVIDIAが提供してくれているWEBドライバーを使う場合はチェックを入れる。なぜかブートオプションや他の場所で設定するよりも、ここでのチェックが優先されるようです。

以上、素人解説ですが、これらの調整項目をうまく使い分けて快適に動く環境を構築してみてください。



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macos_high_sierra_thumb800

Hackintoshというものが流行りだしてから、結構経ちますね。
巷では夢とも呼ばれていて、本当に実現可能なのか実現したのかが、まるで夢のように語られております。
自分も夢の中でチャレンジしてそれなりに動かしていましたが、Clover発現前のUEFIを使わない方式の時は、毎回PCの時刻がズレたり、特定のバージョンにしか対応しないのでメジャーアップデートに対応していなかったり、機種の特定情報を使うアプリ(FaceTimeとiMessage)はデフォでは動作しなかったりと、まぁ控えめに言っても使えないレベルのものが多かったです。

なので、改めてCloverによるUEFIブートを基本にしたHigh Sierra環境の構築の夢を見てみました。
また、やることの内容が内容なので、使ったマザー他はリスク回避でサブの結構古いものや余り物を使っています。よってあんま参考にならんと思われます。

また、文系素人のオッサンのため、手順や解釈に多分に間違いや誤情報が含まれていると思われます。やさしい識者の方に、やんわり突っ込んでいただければ、ご指摘に感謝しつつ修正させていただくので、お手柔らかにお願いします。

※注意
本内容は全くもって推奨されるものではなく、あくまで個人的作業手順なので、同じことをしてPCを壊したり、とんでもない損害を被ったりしても、当方では全く責任が持てないです。自己責任にてお願いします。


いじくられる環境
  • マザー:Gigabyte H61M-DS2
  • CPU:i3のどれか(ivyーBridge)
  • メモリ:16GB
  • VGA:NVIDIA GTX Gefoce  750Ti
  • DISK:1TBのウエスタン青HDD
  • 他:PCI-ExにUSB3.0カード(NECチップのよくあるやつ)
簡単に説明すると、GigabyteのマザーはHakcintoshでは鉄板と言われ、かなり高い起動率を誇っています。他メーカーでも動くマザーはありますが、手持ちの2種類のASRockマザーではうまく起動できるUSBインストーラーを作成することはできなんだ。
多分、ちゃんとBIOSの設定を煮詰め、適切な起動パラメーターを割り出せれば、起動できるUSBを作れるんじゃないかなとボンヤリとは思ってますが、そこまでの情熱が沸きません。
なにはともあれ、なんでもかんでも起動できるという訳ではないので、ご留意されたし。
DELLとかHPとかLenovoとかのノートPCは個別に方法が確立されている機種もあるようで、割と起動率は高いらしいです。


用意したもの
USBメモリは、USBから起動できればなんでもいいので、MicroSDとリーダーの組み合わせでもいいかと。自分はUSBメモリは使わず、全てMicroSDとリーダーの組み合わせを利用しています。
また、それぞれ必要なアプリケーションやkextもUSBメモリやMicroSDなどに入れておくといいです。

おおまかな手順
  1. USBから起動できるインストーラーをMac環境で作成
  2. USBから起動して、HDDもしくはSSDへmacosをインストール
  3. MultiBeastを利用してCloverのEFIブートローダー設置、KEXTとかの設置
  4. Clover Configuratorを使って、細かく調整

と、まぁここまで準備と、予習をした時点で気づいたりします。
Mac環境下でHigh Sierra InstallerとClover Bootloaderを利用してインストーラーの作成をする訳なんですが、これが時間かかるし割とめんどくさい。
この辺を適当にやってくれるUniBeastを使う手と多少楽ですが、手間的にはあんま変わらん気がする。
自分は大分ポンコツになったMac miniを使いましたが、人によっては何かしらのMac環境を用意というのもなかなか難しい場合もあるかと。

それに、その辺り解説してるサイトは結構あちこちにあるしね。
(インストールしてからのkextの設定なんかを解説してるのは極端に少ないが)

そこで思い至ったのが、カオスの源流tor○ent様。
たぶん、おそらく、あそこにならインストール手順の終了した何かしらのデータが流れているだろうなと考え、トラッカーサイトより適当に検索してみる。
すると、数は多く無いものの、USBメモリと思われる、Clover Bootloaderを使って構築したインストーラーのイメージファイルが幾つか見つかりました。

詳しくは割愛。RAWファイルにてUSBのイメージをファイル化したものを手に入れたので、こちらの手順を進めてみます。


RAWファイルをUSBメモリに展開
WindowsでIMGやRAWなどを展開するツールが必要になります。
これで一発で起動ディスク&インストーラーの完成となりますが、ディスクイメージを作った人がClover Bootloaderでどんなパラメータやkextつけて作成したかわからないので、動くかどうかは環境によります。
だめなら、地道にVMwareとかでMac環境を作って、他ブログなどの作成手順に従って作成するしかありません。
経験的には「FakeSMC.kext」「 NullCPUPowerManagement.kext」が入っていれば、だいたい問題なく動作したと思います。

また、インストーラーボリュームから起動できても、インストーラー自体が起動できない場合もあります。
マザーやUEFIのメーカーごとにどのパラメータ付与すればいいかを報告した海外掲示板などがあるので、マザーやPCの型番とosx86やhackintoshなどといった語句で検索すれば試行錯誤しなくて済むかもしれません。


BIOS/UEFIの設定
USBに作成したボリュームから起動させるために、再起動してBIOS/UEFI画面から、ハード構成の設定を行います。
  1. Optimized Defaultsをロードする
  2. CPUがsupports VT-dをサポートしているなら無効にする
  3. システムにCFG-Lockがあるなら無効にする
  4. Secure Boot Modeがあるなら無効にする
  5. OS Typeの設定があるならOther OSにする
VT-dに関しては、近年、ONでも問題ないという話もあり、よくわかりませんがとりあえず無効にしときます。

うまくいけば、Cloverの起動ボリューム選択画面になるので、インストーラーボリュームを選んで実行。さらにうまくいけば、そのままインストール画面まで進むはずです。
ここで躓いたり、BIOS画面に戻される場合は、BIOSの設定が悪いかoptionのパラメーターをいろいろいじる必要があります。
自分の環境だと、750Tiが刺さっているので、こいつを無視して起動すればOKでした
  • -x
  • -v
  • nv=disable=1
  • nvda=drv=0
  • GraphicsEnabler=No
このへんの詳しい解説は、ググりまくるしか無いです。海外フォーラムにマザーや機種ごとに掲載されているものもあるので、メーカーが同じでBIOSも同じなんて場合は、参考になるかもしれません。


インストーラーに従ってインストール
インストーラーが起動してしまえば、あとは大概なんとかなります。
  • 言語選択
  • インストールするボリュームのフォーマット(Mac OS 拡張)
  • インストールするボリュームを指定し、終わるまでじっと待つ
  • 終了すると勝手に再起動するので、またさっきと同じUSBのインストーラーボリュームから起動させる
ボリュームのフォーマットに関しては、旧来のMac OS 拡張(HFS+)が無難なようです。新フォーマットであるAPFS (Apple File System)だと、うまくいかないという報告もちらほらあります。
SSDにインストールする場合は、できるだけSSD運用に特化しているというAPFSにチャレンジしたい所ではありますね。


Multibeast
無事、インストールしたボリュームから起動して、ウェルカム画面から設定を終えると、ようやくHigh Sierraの美しいデスクトップ画像が見えるようになります。
ここからMultibeastを使っていきますが、こいつの役割をおさらい。
  • Clover Bootloaderの導入。
  • 必要なkextをインストール。
  • 簡単なSMBIOSとかの設定。
このあたりを一括してやってくれるのがMultiBeast。
個別にブートローダーを導入したり、kext入れたりすれば、MultiBeastを使う必要も無いのですが、まぁ面倒くさかったり、よくわからんという場合はこっちのほうがいいかも。

スクリーンショット 2018-06-05 17.22.52


Quick Start
タブのQuick Startから“UEFI Boot Mode”を選択。
最低限のブート環境を設定する項目です。

Drivers
ここが本命。マザーのチップセットに合わせてそれぞれkext(いわゆるドライバ)を当てていくのですが、順番にリストを見ても何やらわからんという人も多いかと。
ただこればかりは、調べてくれとしか言えません。それぞれのマザーごとに使われているチップが違うので「全てにおいて、これが正解」ってのはありません。
ここで当てたkextは、/Library/Extensions/ に入ります。

自分の環境の場合は、最低限、以下で動きました。
  • Audio:Reatek ALCxxx /ALC887/888b
  • Misc:FakeSMC、NullCPUPowerManagement
  • Network:Realtek/RTL8111 v2.2.1
  • USB:3rd Party USB3.0
Customize
設定の細かい部分をある程度ざっくりやってくれる場所です。
ここで重要なのは、System Definitionsの設定。他は後からでもどうにかなったりします。
自分の環境の場合は以下です。
  • Graphics Configuration:NVIDIA Web Driver Boot Flag
  • System Definitions:iMac 14.2
Graphics ConfigurationはNVIDIAのWeb Driverを使うのでチェック。
SSDTはi3なので特に設定せず。
System Definitionsは自分のPC構成となるべく近い既存のMacを当てるといいです。

Build
最後にBuildタブで、入るものの一覧を確認し、右下の“install”をクリック。
これで少し時間がかかりますが、設定やドライバがインストールされます。


NVIDIA Web Driverのインストール
ここではNVIDIAのVGAを入れている場合のみです。
MultiBeastインストール終了後、再起動せずにそのままNVIDIA Web Driverをインストールします。
ドライバー自体はNVIDIAのオフィシャルにあるのですが、インストーラーのバージョン、グラフィックチップやOSのバージョンによって、当てられるドライバーがキッチリ決まってるので、がんばって探してください。
自分の環境では、多分ですが“WebDriver-387.10.10.10.30.103.pkg”だったと思います。
(どれかわからず複数落として、当たったのがどれかわからなくなった)

以上でほぼ終了になります。お疲れ様でした。
再起動すればインストールしたボリュームのClover Bootloder画面が出て起動可能になるはず。


最後にClover Configuratorを使って調整
問題なく動作することが確認できればいいのですが、そうではない場合や、動きがおかしいとき、“このMacについて”から“システムレポート”を表示して、おかしな点がある場合などは、ブートローダーのプションの見直しや、kextの追加やkext自体にパッチが必要だったりします。
そこで必要になるのが、Clover Configuratorでの調整です。
詳しく解説したいのですが、これだけで一記事書けそうな分量なので、後日。


自分用のメモとして書きましたが、まだまだまとめる内容があります。
  • Clover Configuratorでの調整
  • 微細なトラブル対応
  • Karabiner-ElementsによるWindows用JIS配列キーボードとマウスボタンのカスタマイズ
  • Windows環境との共存
などの記事を予定しています。
今後共よろしくご参照ください。



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