新井田さんのチラシの裏

オッサンが最近の複雑なガジェット関連を設定した時の覚え書きブログ。所謂日記。

ちょっと昔に、ネットブックが流行したことがありました。
つっても10年よりもっと前の頃の話になるのでしょうか。
ちょっとじゃないね。

おっさんも流行に乗っかって、使い道もよく決めないままにネットブックを購入していました。
冬場にPC部屋に行くのがめんどくさくて、コタツPCとして数週間だけ活躍しました。

性格がヒネくれてるので、当時主流だったAtom搭載機ではなく、ちょっと変わったのを買ったんですよ。

ASUS EeePC 1215B
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はいこれ。

・AMD デゥアルコア* APU搭載機(E450 1.65GHz dual core)
・メモリDDR3 4GB(2GBはメイン基板実装。シングル)
・HDD 500GB
・DirectX11対応の Radeon™ HD 6320 グラフィックス搭載 
・なのに、色よくなくて暗いTNの1,366×768/12.1インチパネル搭載

(* 実際にASUSの商品ページの表記がそうなってる)

当時は値段の割に、それなりにいい方のスペックでしたが、実際は使い物にならないくらいAPUが遅く、数回使ってお蔵入りさせていたものです。Windows7 HOMEでしたので、単純にAPUがクソだったんだと思います。

プラスチック筐体で1.4kgしかなく、なかなか可搬性はいい奴でした。
ほとんど使っていなかったので、バッテリーは10年経ってるのに劣化による容量減10%未満。

オークションとかで売っぱらえばいいんでしょうが、筐体がマットブラックで指紋というか皮脂がベッタベタに目立つので、買ってすぐにカーボン調シートを全面に貼ってしまってるので、いまさら剥がすのもめんどくさくてタンスの肥やしとなっておりました。



なんでいまさらこんなものを使おうと思ったのか?

こいつを使おうと思ったのは、おっさんが良く見るYoutubeで、ジャンクPCや自作PC動画の中に、「軽量リナックス」と呼ばれる、主にDebian(デビアン)やUbuntu(ウブンツ)などをベースにした、派生ディストリビューションを低スペックPCに入れて、日本語環境を導入するという動画をみてのことです。
「そんな軽くなるわけないやろ~」と思ったので、実験のつもりでやってみました。

この記事は、そのときに試したディストリビューション各種の雑感をまとめたものです。
E450というAPUを積んでいるので、IntelのCPUと全く同じようには動かないだろうと予測していましたが、やはりいくつかのディストリビューションで、正常に動かないものがあったりします。

そもそもの大問題として、おっさんはLinuxを全く1ミリも理解してない素人なので、見る人がみれば変な所でひっかかって動かせてないなんてこともあると思います。


軽量リナックスに求めるもの

ハード環境は取って出しのプレーン状態。メモリもHDDもそのまま。
(SSD換装してみてもよかったかな?)

最低限、これだけは通って欲しいという要望。

・firefox、chromeが動くこと。
 なぜこの二つかというと、使い慣れているのと、DRMがちゃんと通るからです。
 あとアカウント連動で、ブクマからcookieまで同期できる点。
 Chromiumはダメ。なので、64bit版が最低条件になるのかな。

・モニター閉じてスリープしてくれること。
 以外と大事。(以前CloudReady入れた事あったけど、動作不良してた)

・NASにアクセスできること。
 SMB、Sambaが通れば普通にアクセスはできると思うけど。

TATEditorがインライン変換で使えること。
 

 大変お世話になってるTATEditor。当ブログでも快適に使う設定を掲載してます。
 (以外に記事よまれててビックリします)
 なんと、Linux用もご用意されているのであります。すばらしい。


IM(インプッドメソッド)はなんでもいいです。
できれば、カタカナ英語辞書が使えるとラクでいいなぁ。ぐらい。

インストールには、Rufus を使って microSD カードへインストーラーを作成しています。
SDやUSBメモリのFAT32フォーマットにも使え、フラッシュストレージ以外はマウントしないので、誤操作でHDDフォーマットしたりしなくていいですよ。なにより激速い!



●Zorin OS 15 Core

 

ZorinOS15-img

タケルさんというYouTuberさんがシリーズで掲載されてた動画で、最初にみたのがコレでした。
UIが洗練されてて、なおかつWindowsに似た感じがしました。
動作してる所を見てあまりの美しさに驚き、今回の実験に至るのでした。

・見た目★
・軽快性★☆☆☆
・操作性
・導 入
・安定感

正常に導入され、正常に動きました。
(導入記事ではないので、手順などは全て割愛します。ど素人なので、手順に関しては他の方のブログなどを参考にしています)

とてもシンプルで美しい。未来のOSみたいな見た目です。
いろいろ試した中で、一番操作性も見た目も良かったです。

一点、重い

動作要項はクリアしてる筈ですが、それでも重かった。なにかするとメモリスワップが発生し、HDDではまともに動かせませんでした。
それだけに惜しい。
もうちょいマトモなPCなら、確実にコレで落ち着いていたと思います。

ちなみに、Lite版もあるようですが、15ベースのリリースはまだ先で、32bit版=Lite ということのようなので、選考からはハズレました。

Ultimate版は39$で有料ですが、そこそこのスペックのPCをお使いで、本格的に使いたい人には安いと思います。
宗教的にWindowsがダメな方には、いい選択肢だと思います。



●Q4OS 3.8
q4os38

次に試したのがこれ。USB起動でトライアルした感じでは見た目も良く、かなり軽かった。
が、結論から言うといろいろダメでした。

・見た目★
・軽快性
・操作性
・導 入
・安定感

正常に導入できませんでした。

まずWIFIチップを認識しません。
インストール中にドライバ追加や、アップデートでどうにかなったような気もしますが、ここで若干萎えました。

日本語導入を素人なりに、他サイトを参考にして行ったのですが、TATEditorでインライン変換ができませんでした。

見た目や操作感はWindows XPあたりに似ていたので、とっつきやすい感じはしましたが、逆に言うと古くささを感じたのも事実。
で、実験後にすぐ、3.9が出たのでそちらをメインでいじり倒してしまいました。
もうちょい試してもよかったかな。



●Q4OS 3.9
 
q4os

3.8を試した直後ぐらいにリリースになりました。
日本語は最初から使えるようでした。

・見た目★
・軽快性
・操作性
・導 入
・安定度

正常に導入できましたが、正常に動作させられませんでした。

3.8同様、ものすごく軽快。
日本語表記はできてましたが、入力がダメでした。理由はよくわかりませんが、fcitx だとイカンちゅーことらしいです。(素人なんでよくわかりません。uimだといいらしい)

メニューまわりがダメでした。
アプリ出すのに芋掘り式のメニューなのですがカテゴリ分けがイミフで使いづらい。
プルダウンもトロいし、戻るのもパンくずクリックしないといけないめんどい仕様。3.8は割と良かったんだけどなぁ。
また、メニューやタスクバーにアプリを登録するのも最初よくわかりませんでした。

あとなんでか、NASにつながりません。samba入ってるんですが接続できない。
FTPではオッケーなんですがね。



●Peppermint 10

2_default_theme

ヤバイですこれ。最強に近かった。
見た目がダークテーマで、クソTNモニタでは見やすさ度アップです。
動作も軽快、UIもすばらしく使い易い。設定まわりもまとめられてて、かゆい所なんで一切ありませんでした。

・見た目★
・軽快性
・操作性
・導 入
・安定感

正常に導入でき、正常に動きましたが、一部の動作が不安定でした。

個人的にですが、見た目がストライクでした。導入から使い出しまで、一切ひっかかる所はありません。
ICEというWEBアプリケーションをデスクトップアプリのように使うナゾ技術で、ストレージやメモリの圧迫が少なく、OfficeなどはMicrosoftそのままなので、互換性も完璧。
おっさんは365に入っているので、ビジネス用途でもこれはイケるかと思いました。

が、2点問題が……。

1点。モニター閉じてスリープさせるモードが、ハイバネーションしか選べない。
おまけにそのハイバネーションも不安定で、3回に1回は復帰できずにクラッシュします。

2点。スリープ(という名のハイバネーション)復帰後、マウスポインタの速度とセンターホイールのスクロール数が最低になります。つまりマウスカーソルが遅くなり、いくらホイールまわしてもスクロールのろのろ。USB差し直しで治りますが……。

これらは機種固有の問題でしょう。マイナーチップセットなのが悪い(笑)

この2点に目をつぶってそのまま使うという手もあるにはあるんですがね。
いまだ未練が残ってます。



●LXLE 18.04.3

2

正直、これに決まるとは思わんかった。
でもこれが、不具合ゼロで動作もめっちゃ軽いんだもん。
見た目や操作感はちょっとアレだけど……。

・見た目★
・軽快性
・操作性
・導 入
・安定感

正常に導入でき、正常に動作しました。(一部インストールが不安定でした)

評価だけ見ると、かなり微妙ですね。
一番肝心なのが、実用に耐えうる軽さかという点ですが、その点ではQ4OSと並んでめちゃめちゃ軽快に動きました。

まず、トライアルモードでUSBから起動してからインストールすると、ブートローダーがインストールできませんといってエラー起こします。
回避としては、USBから起動したら、ダイレクトでインストールを選ぶ事です。

さらにインストール後日本語の導入に一手間かかります。
詳しい手順などは、他の詳しい方のブログなどを参照ください。
導入性は最悪です。

スリープや復帰も問題ありませんが、設定関連がまるでダメ。
スリープ時間や自動輝度下げる時間設定、バッテリと電源有環境の使い分けなどを設定する場所がみあたりません。そもそも設定あんのかいこれ。

UIもちぐはぐで、有り物をつなぎ合わせた感がバリバリです。
メニューバーとタスクバーを上下で分ける必要ないだろ。デザインした奴はアホか。
デフォルトから必ず変えたほうがいいです。

さらに言うと、Linux界隈で流行ってるこの芋掘り式のプルダウンメニューって、絶対に使いづらいと思うんですけどね。操作しづらいし、なにより古くさい。

ZorinやPeppermintからすると、見た目UI共、数段、さらに数段見劣りします。

ただ、本当に不具合が無い。そしてパフォーマンスが高い。
結果的にコレに落ち着いてます。かなり不本意ですが。



AMDはやっぱりダメ?

実はこの他にも、LxPup とantiX も試していたのですが、どちらも評価に至るほどの動作が見込めませんでした。
LxPup はそもそもインストーラが起動できません。(インストーラー起動しても無反応)
antiX はインストーラーやトライアル起動すると、モニタのバックライトが消えて操作不能。(謎すぎる)
試せもしなかったということで、諦めました。

やっぱインテルチップでないと、Linuxはなかなか厳しいんですかね。



総評。そしてLinuxに可能性を感じた

個人的なランクをつけるとしたら、Zorinが1位、Peppermintが別ベクトルで同1位。それ以外は3位以下の背比べ状態でしょうか。

今回は正常動作するって事でLXLEを使っていますが、別の機会があれば速攻乗り換えるでしょうね。

それにしても驚いたのが、ディストリビューションの豊富さと多様性。
それぞれ皆コンセプトがハッキリしていて、探す方も選びやすい。

Windowsとさほど変わらぬ操作感どころか、確実に使いやすいものも。
文字レンダリングがめちゃめちゃキレイで、MacOS以外にもこんなにキレイに表示されるOSあるんだなぁと驚かされました。

Adobeあたりが、Linux向けのアプリケーション出したら、世界はきっと変わるだろうなぁと思います。

それほどまでに素人が通常使用を目的とする上での、高い有用性を感じました。
ウェブ・ブラウザが進化していて、軽い作業ならブラウザでAPI動けば、大体なんとかなるっていう点も大きいかな。

Adobe CC Linux版、是非出してほしい。
MacOS版作れてるのだから、難しくない筈なんですがね。
利権的なものでしょうか。優れているものが選ばれるとは限らない世界ですね。

昔のイメージだと、自分でソースさがして、コンパイル云々っていう素人お断りの世界だったと思うのですが、今回いろんなディストリビューションを触って、ユーザビリティの高さを実感しました。
使う側の事をちゃんと考えてデザインされたものが確かに存在しました。

一部ではマイナーだなんだと言われていますが、Linuxは確実に進化し、きっと世界を変えるんじゃないかと思わせる「何か」を感じる事ができました。




よくみたらタイトルなげぇ。

さて、引き続き EZpad 6 pro の改善を続けていきます。
今回は開腹しちゃって、SSD突っ込んでいきます。

バラす前にコレを準備しました。

IMG20190126180813

Zheino M.2 NGFF 2242 128GB SSD
主目的としては、内部M.2スロットにこいつを入れて、ブートドライブとして使うのが目標。
2242は初めて触ったが、モノがあまりにも小さくで驚いた。

このサイズで最大で512GBまで搭載できるとは驚き。
まぁ買ったのは128GBなんですけどね。それ以上の容量は自分の使い方だと必要性が無いので。


EZpad 6 pro をバラす
TechTablets.com がバラしていた動画でも言っていたが、この本体の開封は難易度が高い。
開封工具は必須で、ギターピックやらクレジットカードあればいけるとか言ってるけど、無理だから。
金属製の肉薄めのヘラなどが必須です。

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スクリーンガラスとシルバーの筐体の間に樹脂層があり、ここからヘラをねじ込んで隙間を空け、ピックみたいなのでガリガリ開封します。

手順としては、本体下部のドック部にある4カ所のビスを外し、充電口の上あたりから工具を入れていきます。方向は時計回りにしました。

ただこの樹脂層、あまりキズや擦過に強く無さそう。
何度も開封してると確実に破損します。

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開きました。破損なども無くなんとか無事に開腹。
TechTablets.com でも言ってましたが、中からみると下部のキーボードドック部の端子が非常にモロい作り。(画像ではひっくり返ってるので、上になってます)

ドッキング部も外装が抜かれているので、余り強くこじ開けると、ドック端子部と接合部の外装も割ります。

各部を見ていく
画面左部の大きな金属プレートが放熱板の役割を果たしているようです。

IMG20190126183221


M.2のSSDスロットはここです。
よくみると、2242を止めるビス穴の上に、透明な肉厚のシールが貼ってあります。
2260を使う時に2242の金属なビス穴が問題にならないようにしているようです。

なんか端子の下部、これ表面実装っぽく見えません?なんか端子が雑というか・・・。
さてここでお詫び。肝心のSSDイン!!時の画像を無くしましたw

IMG20190126183119


まぁバッテリーでもみてくだせぇ。
4500mAhが2本で9000mAhを実現しているようです。
大容量ですが、いうほど稼働時間が長くないのが玉に瑕。

保持はなんと、テープ四方張りで液晶裏に止めてるだけ。ケーブルアサインと電流電圧合ってれば、もっとデカいのを入れられるのかも。

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microSDカードスロット。
自分の使い方だと、キーボードドックに続き、おそらく最後まで使わないと思われる所です。

IMG20190126183254

WIFIとBluetoothのアンテナ部。
どうもキサマがWIFI不調の元凶のように思えてならん。

IMG20190126183340

裏蓋です。帯電防止フィルムに包まれたアルミシートが貼ってあり、一応のノイズ対策のようです。
ここにCPUの熱逃がしてもダメかなぁ。
下部には無印からオミットされた背面カメラ用の実装穴が見えます。

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これで最後。
画像上部、見切れていますが、SSDは無事に刺さってますw

放熱プレートをはずした所です。
CPUが見えますね。
熱はプレートに張り付いている熱伝導ゴムを通して廃熱されてるようですが、あきらかに性能不足ですね。

熱伝導ゴムを銅板に変更し、「CPU-グリス-銅板-グリス-プレート-もっと分厚い熱伝導ゴム-裏蓋」
というようなビッグマック状態にすれば、少しは熱対策になるかと思います。
考えてはいますが、やるかどうかはわかりません。

なぜなら、この筐体を何度も開け閉めしたくないからです。
今回は無事に開封できましたが、破壊神な方だと確実にどっかヤりますこれ。
なので、二度は開けないかもしれません。


M.2のSSD128GBをブートドライブに
一通り組み付けが終わって起動させると、無事にSSDを認識していました。

IMG20190309184210


BIOS(UEFI)の画面からも確認できます。
CHN NGFFSA2242(128.0...)ってのが、今回追加したSSDです。
BIOS(UEFI)画面はUSBに適当なキーボードを差しこんで、起動時にEsc連打です。

IMG20190309183944


ちなみにここを[Disable]にすると、制限解除して性能重視にできます。バッテリーと熱をタレ流しにするみたいですが。
放熱対策をした上でなら、開放してもいいかもしれませんが、現状で無効にしても熱でダレてすぐにクロック下がるのであまり意味ありませんでした。

eMMCのボリュームをM.2 SATA SSD へクローン
システム上でSSDが認識できてれば、あとは簡単です。

EaseUS Todo Backup Free を使ってクローン化しました。

・元をeMMC 64GB、先をSSD 128GB
・クローン化が終わったら、再起動して再びBIOS(UEFI)から
 ブートドライブをSSD側に変更
 SSDのシステムボリュームの使用領域を空きが無くなるまでめいっぱい拡大

バラすのがメンドいだけで、作業自体は至極簡単です。
EZbook 3 Pro とかだと裏蓋にあるSSD用のハッチを開けて入れて閉めるだけらしい。

速度を比べてみた
元のeMMCドライブと、追加したM.2 SATA SSDの速度を比較してみた。
正確を期すため、今回は2GiBで計測。

まずはeMMCドライブ

コメント 2019-03-06 221056

続いて、M.2 SSD。

コメント 2019-03-06 215614


大分ちがいます。
これだけ差があると、レスポンスに相当の違いが出てきます。
面倒でしたが、これはやってよかった。


総評
「これだけ追加の金額と手間かけるなら、最初から同じ金額でもっと完成された機種を」と思われる方も多いでしょう。うんうん。
中古も選択の範中に入れれば、さらに選択肢があったとは思いますが、そうじゃないんですよ。

未完成な感じのものを、いじくりまわしてる過程。それによる結果、改善した環境を達成したってのが重要なんです。
今回のは結構、遊び甲斐がありました。

中華ガジェットはこのように、安いがなんらかの問題を持っているものもある訳です。
改善して快適になれば、それに越した事はありません。

この後も、USBの5Vを昇圧して12Vに変換し、DCジャックの3.5mmで出力するケーブルとかを使って充電しようとしてみたり、他にも様々な改善を試みてます。
ですが、あまりネタになりそうにもないほど使えないものばかりで記事にしづらかったりするので、EZpad 6 pro にまつわる内容は今回で終了ということで。

最後にBanggoodからもらったオマケの三つを紹介して終わりにしたいと思います。

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・USB2.0のバスパワーハブ
 普通に使えましたが、ノイズ乗るようで機器によっては不安定でした。

・ケーブルがジッパーみたいに1本にまとめられるステレオイヤホン
 100円均一以下の音質、ガリ音、まともに使えないレベルの品でした。
 面白いケーブルだったので、これだけ他のイヤホンとかに流用しようかな。

・USBマウス
 小さい。めっちゃ小さい。そして軽い。
 軽すぎてオペレーション不可能なぐらい軽い。スッカスカ。
 まぁ比較的まともに使えるものでしたが、重量があり得ません。


キャッシュゲットモール

前回に引き続き EZpad 6 proのレビューと改善をしていきますが、長くなっちゃったので、記事を二つに分けました。今回は前編です。

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緩衝材につつまれてくるとは聞いてましたが、こんな厳重だとは。
表面ガラスが弱くかなりモロいらしいので、こういう措置は必要なんでしょうね。
(ちなみに、TechTablets.comのオッサンは、「プラスチックじゃね?」みたいなこと言ってましたが、そんな訳ありませんよ。流石に)

箱以外の3つの細かいのは、オマケ品です。

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なんか、箱がすでにボロッボロなんですけどw

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開封。撮影ヘタですいません。撮影ブース欲しくなるな。

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デザインはなんつーか、ちょっとヤボったい感じですが、悪くありません。

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アダプタは12V、2A。ジャックは3.5mm。
ケーブルが非実用レベルで短すぎて、電源延長ケーブルは必須です。


ちょっと使ってみて思った事。
まずは吊るし状態で使ってみます。
eMMC64GBには、Windows10 Home がインストールされていて、さして問題なく普通に起動。何事も無くコルタナがくっそ喋るセットアップへこぎ着けました。

×画面のタッチが少し鈍い
 最初は気のせいかと思ったが、明らかに画面の端の方のタッチ感度が悪い。
 最初から薄い保護フィルムが貼ってあります。
 こいつの質が悪いのか、指のすべりも良くありません。
 ただ、感度は個体差の可能性はあります。

×WIFIが不具合レベルで使い物にならない
 使い始めてすぐにWindows Updateが降ってきた訳ですが、
 WIFIがヤバイヤバイといわれていた訳がわかりました。
 これはヤバイ。毎秒数百KBしか転送できてない。
 Bluetooth切ったり、いろいろしてみましたが、どれもダメです。

×eMMCはHDDよりはマシだが、遅い
 よくある安eMMCって感じです。こんなもんでしょう。

×音量が小さい
 横置き状態で機能する左右独立スピーカーがあるのですが、音質は元より、
 音量がヤバい。Bluetoothスピーカーなどの利用を考えたほうがいいレベル。

とまぁ良く無い点ばかり上げました、いい点も沢山あります。

軽い
 同サイズのタブレットや 2in1 と比べると比較的軽い部類です。
 強度はその分オミットされてると思いますが。

IPS液晶がキレイ
 視野角も照度もまずまず。ただUIサイズを変更した時独特の、
 モヤッとした感じはどうしようもありませんね。

動画再生がスムーズ
 後述するLAN接続を改善を前提に、Youtubeでの1080p再生が可能でした。
 コマ落ちはしてるかしてないか、という微妙な所ではありますが。

WIFIに対してBluetoothはまとも
 同社の別機種だと、BluetoothがダメでWIFIはOKなんてのもあるらしいですが、
 この機種はWIFIはダメでしたがBluetoothは調子いいです。
 マウス、キーボードがチャタる誤動作も無く、機器スリープからの復帰も速い。

こんなところでしょうか。
他にはバッテリーの保ちも、OSの設定を詰めれば割とイケます。
画面サイズが大きいので、相対的に稼働可能時間は短めですね。
 

問題点を改善していく
対応できる範囲は大きく無いですが、快適に使えるよう、いろいろと対応してみました。

WIFI(LAN接続)を改善
もう、内蔵に関してはアウトです。
つまりは、外付けにするしかないですね。
とりあえず、Windows Update というバカみたいに転送量を要求する作業に応えるべく使ったのがこちら。

IMG20190307184029


USB3.0に接続するハブですね。Gigabitイーサがついてるタイプのものです。
各種中華タブレットのメンテ用に買ってあったものです。
一時期は Fire TV Stick でも使ってました。

EZpad 6 pro の定位置があるので、そこで据え置いて使う場合は、このUSBハブから有線LANに接続して通信します。安定してダウンロードできるので、Windows Update も速かったです。
コレが無かったら、いったい全部のダウンロードが終わるまでどれだけかかったのやら。

次に、WIFI環境として使うために以下を用意しました。

IMG20190109164630

Wavlink AC600/691A1
まぁこうするより他ありませんわな。

IMG20190109164746

うっへ。出っ張りがデカイ。まぁしょうがありません。
TP-Link AC600/Archer T2U Nano がその後発売されたので、買い換えるかもしれません。
ただ、TP-Link の子機はどれも「発熱が~」という意見が多いので気になる所。
出っ張りを減らすと、精神的な出っ張りも減るかな。(いみふ)

さて、これでどれだけ改善したかというと、実は体感以外で適切な測定がイマイチできていません(当家で利用してるニフティの光コラボがクソのように遅くて不安定で、マトモな通信速度計測ができない)

NASへの接続だと、そこそこ速度は出ている感じですが、この機種が悪いのかUSBドングルタイプの宿命なのか、速度に関してはイマイチな感じはします。

USB延長ケーブルつけて本体から離せば、おそらく速度や感度は改善すると思うんですが、持ち運ぶのに紐付きとかイヤなんで、このまま運用です。

ケースとかフィルムとか
あとは良くある、ケースとフィルムによる日常使いでの対策です。
ただ、この機種はマイナーな中でも、さらにマイナーな部類なので、対策できる品は多くありません。
特にケースは全くといっていいほど選択肢が無く、中華な通販に少しある程度でした。

まずはこちら。

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迷ったら、PDA工房さんのアンチグレアフィルム。
高品質で肉厚で、細部もしっかり採寸されてて穴ズレなんて一度も見たことありません。
自分が持ってるガジェットの殆どは、PDA工房さんのアンチグレアのみ貼ってます。

こんなマイナー機種のフィルムまで作ってるPDA工房様には感服いたします。LOVEです。すばらしいです。

この機種、マイナーな割にガラスフィルムなどもいろんな種類が発売されてるようですが、個人的にはPDA工房さんしか信じません。(年寄り特有の意固地味)


続いてケース。
これは模索中なんですが、暫定でコレ。

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う、うーん。
よくあるタイプのものですが、黒でも白でもなく、革目でも無いビミョ~な素材感と色。
色はシルバーといえばいいんですかね。
質感はかなり独特なパターンをしています。和紙系のようなダメージ革っぽいというのか。

Amazonのレビューに「安くさい」とありましたが、間違ってます。
「安い」んです。安いんだから、安っぽく見えるのは当たりまえでしょう。

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このタイプは、画面端にかぶる部分が広くてイラっとします。
もうちょい狭く作ればいいのに。
防御力重視でいくので、しばらくはコレを使うしかないかな。
海外通販も見つつ、今後の課題ということで。

使い方にちょっとコツがあって、本体を入れる箇所は、ベロになる部分を下に織り込んでホールドするようになってますが、サラサラの素材なんで、横にしてスタンド状態にすると、本体が自分の重みでスルッと抜けてきます。

ベロの部分に底部と密着させるために、貼るタイプのベルクロを付けた方がいいです。
でないと、まともにに使えません。

こんなスタイルで運用してます
まだ暫定的ではありますが、しばらくはこんな感じで使ってます。

IMG20190307183633

タッチパット付きのキーボードとセットの汎用ケースにしてみようかとも思ったのですが、自分の場合はPDFの閲覧とメモ書き挿入時に、縦持ちにして見るので、このスタイルが無難なんですよね。

とりあえず体裁は完成したので、次回は本体を開封して、M.2スロットにSATAタイプのSSDを突っ込み、起動ドライブとして使えるようにしたいと思います。
今回はこんなところで。



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