購入理由 ~前置きとか~
おっさんは仕事か趣味かわからん活動で、よくPDFを扱う。
主に文章もののゲラをやりとりをする。
出先でも確認することがあり、今まで8インチぐらいのAtom中華Windowsタブレットを気分で使い回していたが、A4版で800~1000字ぐらいの分量だと8インチでの確認は結構辛くなってきた。
まぁあとは、文章の入力と資料の閲覧だけでも、CPUがAtomZ3735Fあたりのタブだと処理も辛い。

あくまで外出時のみの緊急的措置として使っているのであって、本格的なものはいらんので、これはこれでいいかなと思っていたが、ガジェッターでもあるおっさんは、そろそろおもちゃとして遊べる新しいガジェットにも飢えてきていた。

おっさんの小型端末なガジェッター歴は長く、今では伝説となったNECのPDA、初代モバイルギアやOASYSポケットなどから始まり、旧ウィルコムの初代W-ZERO3みたいなキワモノまで、かなりの数を使ってきた。
ここ最近は中華タブレットをいじくりまわしているのだが、ちゃんとしたiPadなども数台愛用してきている。ただ、iPadとかは嫁とかが主に使っているし、キワモノガジェッターとしては洗練され完成された機種にあまり興味はない。
こう、未完成で不自由な部分をどう使いこなすか、いじくりまわすかが好きなのだ。

てな事で、新しいキワモノなガジェットを探してみた。
購入条件は5つ。

★安価であること。
★画面サイズが10インチ前後であること。
★Windowsタブレットであること。
★Atom搭載機ではないこと。
★Youtubeをよく見るので、1080p再生に遅延やコマ落ちなどの支障が無いこと。

この条件で探してみると中国の「Jumper」というメーカー製品がやたらと目につく。
いろんな方が購入してブログなどでレビューされており、最も目にしたのは「Jumper EZbook 3 Pro」
という機種で、情報もかなり出そろっていた。
発売から1年ほど経過していたが、売れセンは変わっていないようで、評判の良さが窺える。
この姉妹機と思われる、スペックが似通った機種に「EZpad 6 pro」があった。


Jumper EZpad 6 proを見ていく
てことで、このWindowsタブレットを見てみる。

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 Model     Jumper Ezpad 6 Pro
 CPU Intel Apollo Lake Quad Core 1.1GHz up to 2.2 GHz
 GPU 9th HD Graphics 500
 System Windows 10 home
 RAM 6GB DDR3
 Capacity        64GB
 Screen 11.6 Inch IPS Capacitive Screen
 Resolution 1920*1080
 
 Camera Front is 2.0MP
 Microphone  Built-in
 Speaker Built-in
 
 WIFI 802.11b/g/n
 Bluetooth 4.0 
 GPS Not Support
 G-sensor Support
 3G Not Support
 4G Not Support
 OTG Support
 TF Card Support (Maximum support 256G)
 
 Audio MP3,WMA,APE,OGG,AAC
 Picture JPG, JPEG, GIF, BMP, PNG,etc
 Video AVI,WMV,3GP,TS,TP,etc
 Language Multi-language 
 
 I/O Port 1 x Micro USB 2.0 port 
1 x USB 3.0 port
1 x Type-C port
1 x Micro HD port
1 x DC port
1 x TF Card Slot
 Battery 9000mAh
 Weight 750g
 Size 300*186*11mm
 
  Package  
  Included
  1 x Jumper Ezpad 6 Pro Tablet PC
  1 x Charger
  1 x Adapter (the adapter depends on the country of the buyer.)

とまぁスペックでみると、よくわからん感じもしますが、おおむね自分の抑えたい要件を満たしています。
CPUはCeleronのN3450。
あまりなじみの無いCPUだが、Atomから出世してCeleronになった素性のものらしい。
まぁ逆に言うと、CeleronといいはってるAtom感はあるよね。
低クロックだが、4コア4スレッドは高ポイント。

Jumper EZpad 6 proを下調べ
で、実際使っている人や購入者のレビューなどを調べてみたが、これが情報がてんで少ない。
中途半端なスペックだから、あんま購入者は多くないだろうなぁとは思っていたが、これほどとは。
結局、海外の情報を中心に集めてみると、おおむね以下の情報に集約された。
(主な情報源は、TechTablets.comのYouTubeチャンネルでのレビュー動画だけど)

・外装はプラスチックにアルミっぽい塗装
 特に問題無し。
 歴代、様々な中華タブを使ってきたので、鍛えられたせいか、
 チープな感じに特に不満を覚えた事が無い。

・IPS液晶だが、タッチパネルと液晶面のスキマが大きい
 古い中華タブならまだわかるけど、2018年の現行機でコレはなかなか。

・Type-C は充電及びPDに対応していない
 TechTablets.comのいつものおっさんが言っていたが、
 レビューのために購入したaliexpressでの説明ではPD対応とあったので、
 PD対応充電器をType-Cハブ経由で接続したら、あっさり壊れたそうだ。
 aliexpressにクレーム入れて新品交換になったそうで、
 それ以来、説明欄にPD対応の文字が消えたらしい。さすがっすね。

・M.2スロットにSATAタイプのSSDが刺さるらしい
 メインストレージはeMMCらしいが、さらにM.2スロットがあるらしい。
 TechTablets.comの動画で確認。2242か2260のSATAタイプのSSDが刺さる。
 「EZpad 6s pro」の「S」付きモデルは、
 このM.2に64GBのSSDが刺さったモデルだそうな。

・内蔵無線LAN(WIFI)がゴミ
 まず、11ac の5GHz帯に対応していない。
 おまけに、なにが影響しているのか不明らしいが、
 通信速度がくっそ遅くて、不具合レベルらしい。
 割とクリティカル。

・廃熱がうまくいってなくて、ブーストがかからない
 外装がプラスチックなので、熱を筐体に逃がす機構が無いため、
 内部のちっさいプレートに逃がした熱では処理しきれず、
 すぐに低クロックに下がる。
 まぁこれは実用レベルに問題なければどうでもいい。

Jumper EZpad 6 proに決める
キーボードは専用のものがあるが、JIS配列で指が覚えているのでUS配列の専用品はパスかな。

デメリットは結構目立つものが多いのだが、文字打ちやPDF確認といったライトな用途なのでこれで十分ではなかろか。
激しめの用途だと、Youtube視聴だと思うが、このCPUなら主要なハードウェアデコーダーは内蔵されてるので問題無いだろう。

実売は海外通販で2万円弱からキーボード付きでも3万いかないぐらい。
Amazonだと急に上がってキーボード無しでも3万弱。
お遊びガジェットとして考えれば安い。

プロダクトや完成度が全く違うが、CPUが最大で20%ぐらい上程度のSurface Go が安いので5.5万。
全体にカッチリしてていいプロダクトだと思うけど、あの性能に5.5万は払えんなぁ。

結構クリティカルなWIFIがゴミっていう問題を始め、いくつか考えないといけない部分はあるが、漠然と対処方を考えつつ購入を決定。